がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

スナッパーのハーブトマトロースト

ギックリ腰だって、腹は減る。
病院に行ったあと、家でストレッチをしながら少し来週の準備をしていたが、やっぱり何かつくらなければ。幸い、ストレッチで筋肉を伸ばしているうちに痛みも昨日よりはマシになった。

スナッパー(タイの一種)のフィレを解凍し、オーブンを温める。その間に、にんにくをつぶし、たまねぎをスライスし、庭からむしってきたバジリコとオレガノを刻む。赤唐辛子もちょんちょんと刻む。フライパンにオリーブオイルを熱し、まずにんにく、たまねぎ、そして赤唐辛子。にんにくに色がついたぐらいで、バジリコとオレガノを入れてさっと混ぜ、ケイパーをぱらぱら、白ワインをざっと注いでアルコールを飛ばす。その間にトマトをサイコロに切り、これも放り込む。天板にスナッパーを並べて塩コショウし、、フライパンの中身を均等に置いてから、オーブンで七−八分。
サラダとレモンをひときれ添えれば、立派な金曜日のディナーの出来上がりだ。魚のオーブン料理というとどうも大掛かりなものを想像してしまうが、何もデカイ魚の丸焼きばかりではない。こんなふうな切り身だって、どちらかというと「もてなし料理」風にもなるのだ。

そう言えば、敬虔なクリスチャンはみな金曜日に魚を食べる。キリスト教社会では、金曜日のディナーは必ず魚なのだ。以前住んでいたスイスでは、金曜日になると夕飯の支度の時間に魚の匂いが界隈にただよったものだ。まあ、スイス人の作る魚料理なんてものはフライとバタームニエルぐらいなので、魚と「油」の匂いといったほうがいいかもしれないが。

さて、料理に使った白ワインがまだ残っていた。痛み止めに白ワインなんか飲んでいいのかなあ、と思いながらも、まあいいや、金曜日なんだから。

2 COMMENTS

MAO

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ぎっくり腰!
そりゃ、辛い。
ぼくも一昨年はじめてなりました。
朝ふつうに起きてちょっと動いた時に電気が走って動けなくなった。
こればかりは経験者じゃないとその辛さは分からない。
もうどうしようもなく痛いし、かと言って鎮静剤くらいしかないから、じっと安静にして炎症がおさまるのを待つしかない。
次の作品のテーマは決まったか!?

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