月曜日のAnzac Day振替休日のおかげで、3日間盛大に「命の洗濯」をしてしまった。つまり、たまった採点に全く手を付けなかったのだが、そういうツケは必ず回ってくる。その長い週末のすぐあとで。
放課後のミーティングを忘れていたわけではないが、採点しようと思ったアテがはずれ、すでに真っ暗になった校舎を後にしたのは6時半。答案の束を抱えてしおしおと帰って来た。
こういう日には、ちょっと辛口シェリー酒でも1杯。
わたしはツマミなしでは飲めないタチなので、ささっと手早くできるものはないかと冷蔵庫を開けたら、カニカマがあった。日本では「限りなく蟹に似せた蟹カマボコ」だが、こちらではスリミと呼ぶ。昔スイスに住んでいたときにもスリミとして買ったことがあるから、日本以外では世界共通なのかもしれない。たぶん「すり身」のことだろう。「すぐに食べられるし、サラダやスシに最適」と書いてある。オーストラリア産だ。
カニカマを「裂く」なんてめんどくさいことはキライなので縦に細く切り、きゅうりも細切りにして塩をひとつまみふってから、ぎゅうと絞る。マヨネーズにちょいと醤油とごま油をたらし、ゴマをひとふりしてからカニカマときゅうりを放り込んでざっくり混ぜた。
こういう5分以下でできてしまうものを料理とは言わない。わかってるって。
でも、ちょっとおつまみとか何かあと一品ほしいときには便利でしょ。