ここのところ胃に負担のかかるような食事ばかり。まあ、そんな季節だから仕方がないのだけれど、たまにはちょこっと作れる定番の和食もいい。
豚肉の生姜焼きなんてめんつゆを使ってもできてしまうが、それほど急いでいるわけでもないので、醤油、酒、すりおろしたショウガを同量ずつ、そこにみりんと砂糖を加える。これがソースだ。
バンコクの日系スーパーで買う豚肉の薄切りは、日本のように美しく「たたんで」パックしてあるので、それを開きながらボウルに放り込む。ちなみに、オーストラリアのパースではこんな薄切り肉は普通の肉屋では買えなかったが、最近ではそういう肉を売る韓国人の肉屋が増えたおかげで、しゃぶしゃぶもすき焼きもできるようになった「らしい」。でも、わたしはまだ買ったことがない。
さて、そのたたんである薄切り肉を開いたところに片栗粉か小麦粉をハラハラと振り、しっかりと混ぜておく。
後は油を熱したフライパンで丁寧に焼くだけだ。火が通ったら、そこにさきほど作っておいたソースをかける。そのソースがとろーりとしたら火を止める。これだけだ。この方法だと絶対焦げないし、何しろ片栗粉でカバーしているので肉が柔らかい。
付け合せは簡単にキャベツの千切りに、色を添える意味でニンジンの千切りも加えた。味噌汁は、ワカメとエノキダケ。そして、スーパーで買った浅漬のキュウリ。
こういう極普通の日本の晩ゴハンというのも、久しぶりにいいものだ。なーんて言っているが、あと3日で日本へ。