がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

ロブスターサラダとショウガ風味のチリレモンドレッシング

気がついたら、すでに五時半だ。バタバタと残った仕事を片付けていたらこんな時間になってしまった。朝七時半にオフィスの鍵を開けるのもわたしだし、結局最後に鍵を閉めるのもわたしだ。四人いるほかの語学教師たちはすでに帰宅してしまっている。
おなかもすいてきたし、また仕事を持ち帰ることにして、とりあえず学校の近くのスーパーに飛びこんだ。六時にはすべての店が閉まってしまうのでうちの近くのスーパーなどには到底間に合わない。

鮮魚売り場には調理済みのロブスターがゴロゴロと並んでいる。うーん。高いけれど、もう料理する時間もない。まだ、明日までに採点しなきゃあならないものがゴマンとあるのだ。これさえあれば、調理なんて10分で済むし。

ロブスターは、マロンというザリガニや大海老に比べるとかなり大味だが、それでもソースをかけてさっぱりとしたサラダにすると意外にいける。さっと茹でただけのロブスターは、何もかけなくても甘みがあるが、タイ風のソースをかけるとさらに味が引き立つような気がする。

まず絹さやを電子レンジで蒸し、大まかに刻んでおく。絹さやは歯ごたえがよいので、茹でてサラダに足すことも多い。ここに、きゅうりの輪切りとちぎった香菜を加えてよく混ぜる。あとはベビーリーフのサラダもパラパラと。

ドレッシングは、このところよく作るさっぱりとしたアジア風のものだ。まずオリーブオイルをボウルにたっぷりたらし、レモンを一個分ぎゅうと絞る。そこに生の唐辛子をみじん切りにして入れる。あまり辛くしたくなかったので、種はていねいに取り除いた。そこにショウガのすりおろしをたっぷり入れ、最後にフィッシュソース(ニュクマムソース)とごま油を加えてよく混ぜる。最後に味をみながら、塩コショウだ。

ドレッシングとサラダを混ぜて皿に盛り、ロブスターの肉を厚切りにしてそこにもドレッシングの残りをたらす。
本当は白ワインでも二杯ほどつけたいところだが、イイ気分で採点するわけにもいかず我慢、我慢。

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