昨日は、魚屋でムール貝が大安売り。下処理がめんどくさいのが玉にキズだが、食べたいとなったら一応腰を上げる。1キロで約400円ほど。
いつものようにスパイシーなトマトソースで煮るかな、と思ったが、何週間か前に見たテレビの料理番組ではバーベキューにしていた。日本だって焼き蛤なんてのがあるんだから、ムール貝を焼いちゃったってマズイわけがない。
がりがりと洗って飛び出ているヒゲをむしりとったら、あとは庭のグリルを熱してぽんぽんとそこに置いていく。貝が開きだしたら蓋をして蒸し焼きに。殻を皿にしてぐつぐつと音をたてだしたムール貝は、ぷうんと磯の香りをたてて美味しそうだ。塩もコショウもしていない。
用意しておいたレタスの上にまだ湯気をたてているムール貝をたっぷりと載せ、フィッシュソース(ナムプラー)とライムジュースに、唐辛子、ニンニク、しょうがのみじん切りをさっと混ぜて上からかける。最後に香菜をぱらぱらと振りかけて出来上がり。
ぷりぷりとしたムール貝だけではなく、にじみでたソースも美味だ。
ただはまぐりと違って、ムール貝の殻は薄く壊れやすい。欠けた殻の細かい破片を食べないように、と眼鏡をかけた。