がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

冷蔵庫の残りもので、鶏胸肉と海老のチーズロール

これは、断じてドーナッツではない。

実は余り物があっちに少しこっちに少しあったので、これをまとめたら何かできるのではないか、と思ったのが発端。わたしは冷蔵庫を開けてしばし考え込むことが多いので、あんまり長く開けていて温度が2度上がるとアラームがピーと鳴るように設定してある。で、今日も盛大にピー、またピー、しばらくしてまたピー、と鳴らせながら見つけたもの。もうそろそろ食べなければならない鶏胸肉3枚、茹で海老3匹、こないだ作ったパイの皮の残り、モッツァレラチーズ。そして、ルッコラと水菜のミックスサラダ菜にペッカム洋梨だ。

この胸肉をふたつに切り、塩コショウし、庭からむしってきたマジョラムとタイムを刻んで散らし、潰したニンニクをすりこみ、刻んだモッツァレラチーズと海老をしっかりと巻いて、さらにパイ皮でくるんだ。これを三等分の輪切りにしたら、うん、いい具合だ。
さらに上からモッツァレラチーズをたっぷりと散らし、残ったハーブも加え、二百度のオーブンで20分。

その間に簡単なサラダを作る。ペッカムは他の洋梨と違い、生でもカリっと歯触りがいい。これを薄切りにしてルッコラ、水菜などのベビーサラダミックスに加えた。ドレッシングはシンプルなバージンオリーブ油とバルサミコ酢に塩コショウを加えただけ。

ところがオーブンからチキンロールを取り出したら、真ん中に大きな穴。そりゃあそうだな、きっちりと巻いてもしょせん肉だ。焼けば縮むのだから。かくして、わたしの残り物のチキンロールはドーナッツ型になってしまったというわけだ。だからといって、味までドーナッツではない。好みの時間帯に焼き上げたので、パイ皮はカリカリ、そしてたっぷり載せたチーズのいい香りが鼻をくすぐる。ナイフを入れればすっと通るぐらいの、ちょうどいい焼き加減だ。海老を入れたおかげで、ちょっと歯触りも違うし楽しい。

明日はまた学校だなあと考えながら、やはり赤ワインをぽんと開けてグラスに1杯だけそそぎ、「残り物の晩餐」に乾杯する。

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