がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

バッテリ交換初体験

いやーまた月曜日になっちゃったねえ、と呟きながら車に乗り込んで、キィを回したがエンジンがかからない。早朝からアドレナリンがどわっと上がってドキド キしてしまったが、とりあえず出張路上サービス(路上じゃないが、自宅の下の駐車場だって動かんものは動かんのだ)に電話をし、学校にも遅れると連絡し た。
待つこと40分、やっと現れたサービスのおじさんは、エンジンルームを開けて2分もたたないうちに「こりゃバッテリー交換ですな」とこともな げに言う。学校に着いてからサービスに電話をすれば、新しいバッテリーを学校まで届けて交換してくれるとのこと。ああ、やっぱりこのサービスに加盟してい てよかった。車をぶっ飛ばして学校に駆け込み、ホームルームは逃したがなんとか一時間目に間に合う。

しかし、こうなって欲しくないなと思うことがずばり起きてしまうこともある。
「コ レコレこの時間帯に来て下さい、他の時間は授業中っ」と念を押してあったのに、携帯に電話があったのは8年生授業の真っ只中。取りあえず、運良く授業のな い時間帯だったもうひとりの日本語教師に教室をまかせ、走って駐車場へ。サービスマンがバッテリーを交換している間にチェックを書いて渡し、5分ほど傍ら で待つ。終わってから領収書にサインをすると、まあオキマリの挨拶 “See you again!” (実際は “see ya!”という省略形だったが)をニコヤカに投げかけられたが、「いや、なるべくならシバラクは会いたくないわねー」と返して、盛大に笑われる。走って教 室に戻る。

それが終わったら、今度はランチ時に「追試」の10年生女子が現れる。先週のテストのときに休んでしまった子だ。運悪く聞き取 りテストだったので30分たっぷり盗られてしまい、走って売店に駆け込みチリバーガーをひったくって金を置き、オフィスに戻って次の授業の準備をしなが ら、冷たくなった紅茶でそれを流し込む。5分ですでにベルが鳴る。げ、学校の反対側一番端の教室だった。まだモグモグやりながら、廊下を走って教室に駆け 込む。

最後の5時間目が終わって、やっとトイレに行けるってのは今日が初めてではない。ホントウに膀胱炎になりそうな予感がした。

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今 日の晩御飯はわたしの好きなパスタとサラダ。パスタはフェトチーネ、そしてイタリアンソーセージをグリルしてから、トマトソースにクリームと共に加える。 イタリアンソーセージにはセイジがとてもよく合うことを思い出し、パティオから数枚むしってきて刻む。サラダはただのコスサラダ菜にサラッとバルサミコ酢 とオリーブオイルで、これまたイタリア風。白ワインでも添えたくなったが、明日は「ストライキ」なのでつつしんだ。
何と言っても、生まれて初めてストに参加するんだから。

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