がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

ソイ49の新THON KRUENG(トンクルアン)

バンコクに戻るとまずその晩に行くのがこのタイ料理レストラン「トンクルアン」だ。

ソイ49からソイ55に抜ける道には、それでなくても和食屋や居酒屋、日本人用クラブなどが立ち並び、一見日本人街のような雰囲気だ。そのはずれにあったのが、このトンクルアンだが、今回帰ってきたら突然消えている。建物の取り壊しはすでに始まっていて、バンコクに着いた晩わたしはボウゼンとしてしまった。そのときはとりあえずエカマイのPRIMに行ったが、後でさっそく調べてみたらどうもソイ49に引っ越したらしい。

今日はバンコク滞在も最後の晩になってしまったので、一度その新しいトンクルアンに行ってみようということになった。

ソイ49だがスクムビットからは結構遠い。サミティベート病院を越えてまだずっと先だ。ほとんど住宅街の一角にあるが、駐車場は狭い。近くに駐車場を借りるつもりなのか、今晩の駐車場はすでに満杯だ。つまり他の車を先にどかさなければ、車が出ないほどのぎゅうぎゅう詰め。どなたサマが来ているのか、駐車場のど真ん中には巨大な黒のロールスロイスがデーンと鎮座している。

中に入ってみると、高級感のある照明使いでとても明るい清潔な雰囲気。以前のかなり古くてちょっと暗めのレストランとは大違いだ。二階にはテラスもあるそうだが、今回は一階の奥に座った。メニューは昔と同じで値段も全く変わっていない。いつものおじさんマネージャーがわたしたちを見つけ、歯を見せてにっこりとワイの挨拶をした。

メニューは「いつもの」。時々新しいメニューを追加することもあるが、ほとんど決まってこの四品を頼む。まず、わたしの大好きな豚肉と香味野菜の温かく酸っぱいサラダ(ラープ・ムー、laap muu)。

そして、パンダンの葉に包まれた鶏肉の揚げもの(ガイホーバイトゥーイ、gai hor bai toey)。

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鶏肉とカシューナッツの炒めもの(ガイパッメッマムアン、gai pat met ma-muang)は、残念ながら写真を撮るのを忘れた。

そして、フィッシュケーキとも呼ばれる魚貝すり身のカレー包み蒸し(ホーモックタレー、hor mok tareh)。

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もちろん白飯(ジャスミンライスと呼ばれるタイ米)も注文し、飲み物は冷たい中国茶)だ。

いつもの店でいつもの料理をいつもの給仕で。わたしはほとんどタイ料理を作らないので、この馴染みのレストランがほんの少し引っ越しただけだとわかってほっとしている。

 

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