がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

豚バラ肉とキャベツのかんたん回鍋肉

キャベツがいやに安くて、また1玉買って来てしまった。なんと50円。こういうときに、キャベツを沢山消費する料理といったら、回鍋肉(ホイコーロー)だ。そういえば、やっぱりこれもインスタントソースがスーパーで山積みになっていた。材料さえあれば、そのインスタントソースと同じぐらいの時間でできてしまうのだが。

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まず、豚バラ肉は一口大に切り、酒と塩を振ってから片栗粉をまぶす。これを油を使わずにテフロン加工のフライパンで一気にざざっと炒める。バラ肉からは油が沢山落ちるので、肉に火が通ったらその油は捨ててしまう。

次に、ざく切りにしたキャベツをごま油で炒める。何となく全部温かくなったな、という頃合いで油を切ったバラ肉を戻してざっと混ぜ合わせる。

そこに、あらかじめ混ぜておいた、酒、味噌、豆板醤、オイスターソースを加える。これだけだ。

昨晩は妹が来ていたので、ニンニクは抜いた。食べ過ぎると口臭だけではなく体臭にも影響するので、日曜日は食べないらしい。
いや、わたしは結構食べちゃうけれどね。だって、生のニンニクをそのままかじったら次の日は大変だろうけれど、たかがひとかけを炒めものに入れたくらいでは、と思ってしまう。

母の入院中の食事は1食500カロリー前後らしい。つまり、焼き魚などは半分(=60g)で、野菜はくたくたになるまで煮込んである。副菜はふたくちぐらいでなくなってしまう量だ。
「昨日の晩ゴハンにはきんぴらごぼうが出たんだけどね、ゴボウなんかもう入れ歯を入れてなくても噛み切れるくらいだよ。あのまま潰したら離乳食だね。塩あじも薄いし。」と、うらめしそうにわたしの顔を見る。
「その代わり、足はむくまないけどねえ」

「早く退院して好きなモノが食べられるといいねえ、お母さん」と、実家にやってきた妹と話しながら、自分たちは晩ゴハンに柔らかい肉と歯ごたえを残したキャベツをもりもりと食べている。

 

4 COMMENTS

ぶらぶら

以前コメントしました。
現在前の仕事とは違って、介護の仕事についてます。
ご飯も一緒に食べたりするので、お母様の気持ちわかります。
病院とは違うけど、私はグループホームにいます。
ランチを職場で作るなったら、おいしいと皆さん食べてます。

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がび

こんにちは!
そうですか、介護のお仕事は大変ですよね…病院通いのせいで母だけではなく他のお年寄りを見ることも、またこれからの母の世話に関してケアマネさんと話すことも多く、介護の仕事をしていらっしゃる方たちには頭の下がる思いです。

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YuriL

こんばんは。回鍋肉があまりに美味しそうで、早速作ってみたくなりました。シンガポールだと、周囲が皆いつも気にせずニンニクを食べているせいか(?)全く気にならず、いつでもガンガン食べてしまっています。この記事を拝見して、「そうだ、日本だとデートの前はニンニク避けるとか言うんだっけ」と思い出しました(苦笑

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がび

日本もそうですが、豪州でも結構気にするひとが多くて、ニンニクを食べたあとにのむ葉緑素錠剤がありますよ。

ただし、タイに行くともう「ニンニク当たり前」ですから、たまにタクシーなどでニンニク食べたばかりの運転手に当たって、密室のニンニク臭拷問になったりします…。でも実はわたしも大好きなのでガンガン食べます(笑)。

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