パースのウィークディランチは、もちろん学校のスタッフルームで食べる。カフェテリアでサンドイッチやサラダを買うこともあるが、ほとんどは手作りのお弁当だ。前日に作ったり、時間のあるときは朝作ったり, 素材も味も気分によって違う。
そう言えば、普段の日は食話休題に載せることもなかったなと思い、同じようなものをバンコクのオフィスでも作ったので記念撮影。
水分を吸ってぐんにゃりとしたサンドイッチのパンは、あまり美味しいものではない。だから材料さえすべてパックして持っていけば、あとはその場ではさむだけで「作りたてのサンドイッチ」が食べられる。
そのチマチマとした料理場面は、箸を使っていることもあって(フツウのオーストラリア人にはもちろん箸を使ってサンドイッチを作るなんて、思いもよらないからだ)なんだかスタッフルームで評判になってしまった。その後、「確かにサンドイッチはその場で作ったほうがウマイ」と納得したのだろう、何人かの教師やスタッフが材料とパンを別々に持ってくるようになった。
さて、今日のランチは「たまごサンドイッチ」だ。さほど想像力を働かさなくとも、ゆで卵のみじん切りとマヨネーズを混ぜるだけで、それなりの「たまごサンドイッチ」ができる。
わたしが作るのは、どちらかと言うとそのヘルシーバージョンだ。ゆで卵はみじん切りというより、卵だとわかるくらいのブツ切り、そこに赤たまねぎのみじん切りを加え、マヨネーズはほんのちょっと、無糖ヨーグルトと粒マスタードをいれて、塩コショウで味をととのえる。雑穀入りの全粒粉パンのスライスに塗ったら、あとは大口を開けてかぶりつくのみ。
サラダはすべてサイコロ切り。トマト、きゅうり、赤と黄ピーマン、セロリに、サンドライドトマト(天日干ししたトマト)の細切りとバジルの葉を加える。ヴィネグレットドレッシングはお弁当のときは別に持っていくが、今日はすぐに食べるので、そのままサラダにあえた。
涼しいテラスでゆっくりと食べるのは、学校の職員休憩室でそそくさと食べるのより、もちろんはるかに気分がいいし、美味しく感じるもの。