鶏胸肉のねぎ塩だれ

買い物に出たのが遅かったので、急いで戻ったら母が横になっていた。今日はどうも体調がよくないらしい。

すぐに作ってしまおうと、鶏胸肉を冷蔵庫から出してそぎ切りにし、塩、酒、片栗粉を振っておく。長ネギとショウガはみじん切りにして、ごま油と合わせ、キツメの塩コショウ。フライパンで鶏肉を両面焼き、ねぎ塩だれを上からかけ、青ネギをちらした。

その間に小松菜の辛子じょうゆ和えをつくり、チェリートマトときゅうりのサラダに大葉入り自家製和風ドレッシングをささっと。いつもより速いとは言えないが、それでも30分かからないうちに食卓の準備ができた。

鶏胸肉はこうして片栗粉をふってから強火で焼くと、あくまで柔らかくジューシーだ。夜はご飯を食べないので、それを酒のつまみに少し飲んだ。
母はほんの少し手をつけてそのまま少し座っていたが、すぐに「横になるね」と言い、ベッドへ。

実家で独りで飲む酒は、目の前に母がいないと少しも楽しくないものだ。