残暑はあるけれど、その合間の涼しい日。その「合間」が段々と多く長くなって本格的な秋が始まる。
土曜日はそんな「合間」の日だった。前日はまだ日中35度もあったが、いきなり26度である。以前買って冷凍しておいた白身魚の切り身を解凍して、スープが作りたくなるのはこんな日。
まず冷凍のそら豆を茹でて皮を剥いておく。鍋にオリーブオイルを熱し、荒く刻んだ玉ネギと長ネギ、スライスしたニンジンとじゃがいも、そして潰したニンニクを全てシンナリするまで炒める。トマト缶(わたしは細かく切ってあるものを使った)とチキンスープストックを加え、さらに20分ほど。魚の切り身、そら豆、レモンの皮とジュースを加えてさらに5分ぐらい、魚に火が通るまで。
深皿にもってから、これまたひとくちずつの分量で冷凍しておいたペストソースを解凍して、上からちょんと載せる。ぷうんとトマトの香りの漂う部屋で、パンをかじりスープをすする。
あと2ヶ月ほどで冬が始まる。
こういう温かいスープの出番が増える季節は、もうそこまで来ている。