がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

ところ変われば、サイズも変わる

何日か前、庭のポインセチアの写真をアップしたが、学校にはオーストラリアン・サイズのものがあるので、参考までに紹介。ちょうどフランス語教室の裏で、窓から見える場所だ。
わたしの背では一番下についた花に届かないので、4m以上はあるだろう。気候の温暖なパースでは、他の国では鉢植えが一般的なポインセチアがこんな大きさになってしまうのだ。
次、行ってみよう。

わたしが子供のころ、家にはゴムの木があった。比較的大きな鉢植えで、観葉植物らしく籐細工の鉢カバーがされていたを覚えている。艶のある大きな葉はとても深い緑色をしていて、その葉を一枚一枚牛乳をちょっとつけた布巾で拭くのは、いつも母かわたしだった。
「こうやって拭くと、もっとぴかぴかしてくるでしょう」
母の言葉は本当で、拭いたあとの葉は窓からの光を反射して美しく輝いた。
三人の子供たちと動物園のようにたくさんいたペットの世話で手いっぱい、その後子供たちの手が離れるまで母は好きな花々を育てることがなかったが、ゴムの木だけはいつも家の中にあった。

そんな思い出のある観葉植物だが、パースで遭遇したのは懐かしさを打ち砕くほどの大木だ。写真は近くの家の「庭」にあるものだが、右側にちょこっと写っているのはその平屋の屋根である。
しかし、この葉を一枚一枚牛乳で拭くわけないだろうね…。

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