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年越しは飛行機の中で

abraham今年も残すところ八時間、日本は時差があるから六時間となった。なんだかこのごろの時は本当にアッと言う間に通り過ぎて行くようで、「こないだハタチだったのに」などとトンデモナイことを呟いてみる。

自分にも回りのひとたちにも色々なことが起き、忙しさにかまけたり、またはとてもコンピュータに向かう気になれなかったり、ぱったりと更新が止まることが多かった。

気ままに書き散らしているだけのブログだが、それでも訪れてくださる皆様に心から感謝。

よいお年をお迎えください。
そして、来年2007年もよろしくお願いいたします。

*写真は、パース自宅庭の薔薇。David Austin種のAbraham Darby。

鶏ささみと長ネギのおろし炒め

日系スーパーマーケットに行くと、米が山積みされているところで「新米」のスティッカーが目立つ。こちらで作られている米で、タイ米だけではなく「あきたこまち」なんて銘柄の日本米もある。迷わずこれ。タイ米は、オーストラリアでもスーパーで買えるので。パースにも日本米があるにはあるが、品数は限られている。
こういうものを買っちゃったら、今日は懐かしの和食でしょう。

とは言うものの、あと一日でバンコクを立ってしまうのだから、米以外は冷蔵庫の整理となった。

鶏ささみは下味をつけてから軽く片栗粉をふり、そのままフライパンで焼く。両面焼き色がついたら、ニンニクとショウガの薄切りを加え、いい香りがしてきたら今度は長ネギのそぎ切りを加える。さっと混ぜ合わせ、酒、醤油、砂糖をぽんぽんと加えたら、また水溶き片栗粉を少々流しいれてとろみをつける。あとは大量に残っていた大根をすりおろしてさっと混ぜて火を止めた。大根は刺身を買ったときにツマ用に買ったのだが、使っても使ってもまだ半分以上残っていた。今日は大根おろしと味噌汁の具に使って、やっと冷蔵庫から消えてくれた。

さて、昨日のポテトサラダも添えてご飯はぴかぴかの新米だ。ささみはとてもやわらかく仕上がったし、さっぱりと大根おろしがからんで食が進む。和食が食べたくなっても素材に苦労しないのが、さすが日本人の多いバンコクの便利なところ。

ネットが使えない不安

二十六日の晩起きた台湾大地震の影響は、タイにまで及んだ。

国際電話とインターネットが一時、というよりほとんど二十七日いっぱい接続不能という状態に陥ったのだ。アジア・オセアニア地域の通信をつかさどる、台湾沖の海底ケーブルが損傷を受けたためだ。大部分を他のケーブルに迂回させたようで、二十八日と二十九日は速度が非常に遅いものの、一応どのサイトも見られるようになったし、メールもダウンロードできるまでに回復した。

わたしのオフィスはADSLだが、速度は他国と比べると異常に遅い。YouTubeのビデオはリアルタイムで見られない。まずダウンロードしてからだ。プロバイダーは1000Kbpsだと言うが、ダウンロード速度なんてほとんど20−30Kbpsだ。一日に何度も落ちるし、ウィンドウズアップデートなんか始まったら、わたしはもう「さて、食事にするか」とデスクを離れる。ディスプレイの前で、口開けて眠りコケそうになるからだ。それほど、遅い。

だから外資系の大会社はタイの回線を使わず、直接衛星通信で本社とのネット接続をする。つまり、今回の海底ケーブル損傷で二日間イライラしていたのは、弱小オフィス(うちんとこも含む)と個人ユーザーだ。インターネット会議を主催する会社も、またネットを使って株を買っていたひとたちも、ナスビのように青くなった。ネットが使えないため、オフィスに直接書類を持ってきたクライアントは、「これじゃWWWはWorld Wide Waiting だよねえ」と苦笑した。わたしも、実は今月中にインターネット決済をしなければならないものがあったが、オーストラリアの銀行サイトにはもちろん繋がらない。最初のニュースで「海底ケーブル修理には二−三週間必要」と出たときには、冷や汗が出た。今日からは、一応接続に問題はない。

わたしのインターネット歴はもうすでに十年以上になるが、ここまで依存するようになるとは思ってもみなかった。書類にサインをする以外、銀行に直接足を運ぶこともなくなったし、何かの質問をするときにも電話よりメールを選ぶ。時間帯に煩わされないからだ。わたしの働く学校でも、ほとんどメールで連絡が行われる。書類も電子化されているから、ハードコピーが欲しい場合は個人でプリントするだけだ。生徒たちも、最高学年を除く五年間、Macのノートパソコンを支給されている。

事前に決心してコンピュータを持って行かない休暇は別として、いきなり外の世界から遮断されたような不安を覚えたのは、今回わたしだけではないと思う。