がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

抵抗出来ない生牡蠣

近くの魚屋さんでは、常連客である。外でその店のオネエサンたちが煙草を吸っているところを通りかかると、ニコニコと手を挙げて挨拶されるくらいだ。
今 日も今日とて、スーパーの帰りにウィンドウから覗くと、美味しそうな生牡蠣がずらっと並んでいる。これにきゅっとレモンを絞って、白のシャルドネでもく くっと飲んだら美味しそうだな、と思ったらもう我慢できない。普段は、週末マーケットで殻の開けていないのを買ってくるのだが、まあこの店のははずれたこ とがないのだ。
さっそく1ダース頼んで包んでもらうと、「レモンもいれときましょうね」と籠に山盛りになっていた大粒のレモンを3つほど放り込んでくれた。まだ枝と葉のついているものも籠にある。「店主の家が大豊作だったのよ、今年」と言って、オネエサンは笑った。

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