がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

いつものレストラン、いつものタイ料理

料理をつくるのは、まあ趣味のようなものでもあるけれど、タイ料理はあまりつくらない。そして、オーストラリアでタイレストランに行った経験もあまりない。オーストラリアのタイ料理は「砂糖入れすぎで辛くない」というのが定番のようで、どうもわたしの舌の好みからはかけ離れているのだ。

でも、学期休みのたびに「帰国」するタイ・バンコクではわけが違う。タイ料理屋にも行くし、デパートのフードコートでセルフサービスの昼食も摂るし、近くの屋台で汁ビーフンやフライドライスも注文する。旅行者ではないので、どんなものを食べてもまず腹をこわすことはない。慣れちゃっているのだろう。

そして、着いた次の日の晩はすぐ近くのタイレストランに行って「いつものメニュー」を注文する。たまには「冒険」してみることもあるが、まあ大抵は同じものだ。トンローのThonkruengだと言えば、バンコク駐在の日本人は「ああ、あそこね」というくらい同胞の客の多い店でもある。

ホーモック(スパイシーフィッシュケーキ):

チキンのパンダンリーフ包み揚げ:

豚ひき肉のラープ:

チキンとカシューナッツの炒めもの:

それにジャスミンライスを添えてもらう。

このレストランには、実は必ずもう一回行く。パースに帰る便は夜遅いので、スーツケースを車に置いて食事をしてから空港に向かうからだ。このときもまた、なぜか同じメニューだ。もう何年も通っているので、自分ちのキッチンの出張所のような気分になっているのかもしれない。

 すでに休暇の終わったパースでこんな記事を書いていると、またラープが食べたくなってくる。

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