がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

「悪魔風チキン」を豪快に

金曜日はフランス料理レストランで食事、土曜日は友達を呼んで夕食を作ったので、わたしの胃はヨレヨレに疲れている。もちろん沢山食べて沢山飲んだせいだ。

それでも昨日は、フランス料理でまだ胃がもたれている最中だったので、ソースはよしてさっぱりとした「悪魔風チキン」に。なんで悪魔なのかと言うと、単純にチリをたっぷりきかせてピリピリと意地悪く辛いからだ。日本でもよくメニュウに見かける定番イタリアンだが、わたしはトマトソースは使わない。

そして材料の丸ごと鶏肉一羽は、「棚で育てられる鶏」ではなくフリーレンジと呼ばれる「走り回る鶏」だ。少々お値段ははるが、身がしまっていて匂いも少なく、はるかに美味しい。
これを骨切りハサミで開いて背骨をとると、平たい「大股ビラキ」となってグリルでバーベキューしやすい。
ヴァージンオリーブオイルとレモンジュースを混ぜ合わせ、刻んだレッドチリをたっぷり入れる。塩こしょうしてから、ここにチキンをいれてマリネすること半日。
友達が次々と現れるころに白ワインを供し、パティオのバーベキューでじゅうじゅうと焼きはじめるのだ。最後の5分くらいに、スライスしたレモンもグリルしてオオマカに切った鶏の上に飾りつける。これは材料とスパイスがシンプルなので、鶏肉が新鮮じゃないと美味しくない。

付け合せは、茹でたブロッコリにパインナッツをいれたドレッシングをかけたもの、そしてオリーブを刻んで混ぜたクスクスだ。
こういう料理は手で豪快にむしって食べたほうが楽しいので、大きなガラスボウルに水をはってたっぷりレモンスライスを浮かせる。手を洗いながら食べるためだ。

美味しい夕食と楽しいおしゃべりのツケは、しかし日曜日にやってくる。
またしても飲みすぎたわたしは、休肝日の今日、一日パンとスープなどというツツマシイ食事でおとなしく明日の準備をしている。

 

2 COMMENTS

MAO

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わぁ〜、美味しそうだ!
がびさん料理が得意なんですね。
今はパースですか?
パースの秋ってどんな感じなんだろう。

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がび

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パースの秋は、朝寒くて昼暑いという、変な天気が多いのです。
今朝(5月13日)は、朝4度昼28度でした。こんな天気の日には、半そでのブラウスをスーツの下に着て、なおかつスカーフまいて軽いジャケットをはおって出勤です。
で、昼すぎには半そでブラウス姿になる。(笑)
本格的に半そでが姿を消すのは、8月前後の「冬」になってからです。

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