がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

猛暑の新学期

暑い。
帰ってからずっと暑かったのだが、日曜日から3日間、ずっと35度を越える気温が続いている。いや普通にエアコンの中で仕事をしている分には大丈夫なのだが、この猛暑と湿度の中、エアコンの無い教室で1日中教えていたらバテてしまった。
頭痛はずっと続いているし、体がだるくてあまり眠れない。
そ して驚いたことに、食べるのが大好きなわたしが食欲を失った。氷水を飲んだり、ダイエットコークを飲んだり、冷たい果物を食べたり、夜は夜で市販のご飯も ので済ませてしまっている。わたしのキッチンは西に面しているので夜はまだまだ暑く、そんなところでとても調理などやる気がおきないのだ。

ここ2日というもの、6時くらいまで学校のオフィス(ここにはエアコンがある)で明日の準備をして、うちに帰ってからはエアコンのある寝室でグッタリするだけだ。
タイに住んでいたとはいえ、わたしは昔から暑さには大変弱い。
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新入生たちがやってきた。
8年生、日本でいえば中学1年生だが、ユニフォームもまだ新しくそしてまだまだ可愛らしい。
教室でも元気に答えるし、静かに話しも聞く。いやはや、こんな子供たちがどうしてあと1年もたたないうちに憎たらしいバカモンになるんだろう。
「そんなの、毎年同じことよぅ。わたしなんか、だから新入生のクラスを受け持てる第1学期って大好きだもん。たとえものすごーく忙しくてもね。で、年末が近づくにつれて、眉間のしわが増えるのさ。」
隣のフランス語教師がそう言って、ため息をついた。

タイに「里帰り」していたときにはビジネスべったりだったので、帰ってきてから先週の準備期間中はなぜか居心地が悪いような奇妙な気分だった。が、今週にはいって教室に出られるようになったらやっぱり楽しい。
そりゃあこの暑さには閉口しちまうが、長くは続くはずもないとタカをくくっているのだ。

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