新年、明けましておめでとうございます。
正月が明けてから、日本に里帰りしている。こないだ来たばかりのような気がするのに、もう一年たってしまったということだ。月日の過ぎるのは、はやい。
日本を離れている間に年号が「昭和」から「平成」になり、「成人の日」が一月十五日ではなくなった。確か、昭和天皇の誕生日は「みどりの日」になったはずだ。
新聞(実家では、わたしが物心ついたときから毎日新聞だ)を開いて、初めて今年が「平成二十年」だと知る。成田に向かうリムジンバスの窓から、騒音も飾りつけもない喪に服した繁華街の風景を見たのは、もう二十年も前のことだ。
一年に一度戻る日本は、変わってしまったものたちを確認する旅でもある。
それでも、実家の中だけは昔ながらの「正月」だ。母の手作りのおせち料理を口にし、鶏肉のはいったおすましのお雑煮をすする。古い玄関には、小さなしめ飾りと門松が添えられている。仏壇には、これまた小さなお供え餅がでんと載せられているし、父の写真の前には赤ワインの小瓶がある。
一年に一度戻る日本は、ほんの少しの哀しさをともなって、忘れ去られようとしている日々を確認する旅でもある。
「がびのテラス」を始めたのは、2001年の正月だ。当時はブログなどというものはなかったから、手打ちのHTMLでページを作っていた。七年という年月の中で、わたしの文体も多少変わり、写真も増え、何度か更新が止まり、そしてまた再開した。そのたびにもう少し定期的に書こうかなと決心だけはするのだが、生来「筆不精」なので自らため息をつくのみ。
だから、皆様にたまに思い出していただければ、こんなに嬉しいことはない。
今年も、どうぞよろしくお願いします。
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gabyさん、あけましておめでとうございます。
南半球からタイ国経由で日本のお正月ってなんだかたいへんだな。
一昨年でしたっけ、風邪引いてましたよね。
今年は大丈夫ですか?
久しぶりに声も聞きたいので時間があったら電話ください。
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MAOさん、おめでとうございます。
今年は、もうすでにパースで風邪をひいていましたが、バンコクでどうにか直りました。去年に比べたら東京もあまり寒くないような気がしますが、朝晩はやはり冷え込みますね。パースの冬は福岡と同じぐらいではないでしょうか。コートもブーツもいりませんから、久しぶりの日本はいつも寒く感じてしまいます。
今週中にお電話します。