がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

名前ばかりのフュージョン料理

新しいレストランに行ってきた。和食とのフュージョンだというので期待していたのだが、わたしの母の料理に毛が生えた程度の料理がバカでかい白い皿の上に ほんのちょびっと盛られていて、しかも高いときている。おいおい、パースの白人の目はごまかせても日本人が来ることを考えてなかったのかい、と哀しくなっ た。サービスはいい。しかし、現地の食材をうわべだけで調理しているから、日本の調味料と合っていないのだ。
ひなびたパースでひとりワイン込みで8000円以上は、美味しい食事には喜んで払うが、首をかしげてしまうとトコトン腹がたつ。

だ からというわけではないが、その後わたしの好きなジャズバーに行って食後の一杯を楽しんだ。ここは「シューター」というショットグラスのとても甘くて強い カクテルがある。要するに、氷なしほとんど酒そのもののカクテルだ。今日わたしが飲んだのは、スティッキーフィンガーという、こりゃデザートかいなと思う ほど甘くて美味しいシューター。白チョコとバタースコッチの蒸留酒に緑色のリキュールを少々。これをふわっとあおって後味を楽しむ。友達はこれにストロベ リーの蒸留酒を加えたバイオプシーなるオソロシゲな名前のシューターを頼む。
甘くて口当たりがいいことから、サンザ飲んでもまだオチない彼女に飲ませるための「最後の手段」カクテルらしい。さすが皆飲む国だけのことあって、日本のように氷を沢山いれたカクテルなんぞで待っていたら収穫がない、ってことなんだろう。

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