がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

ワイナリーの軽いランチに、軽く酔う

たぶん9時半ころには、ベッドで本を開いたまま意識がなくなっていたから、10時間ほどぐっすり寝てしまったことになる。ふだんの睡眠時間が平均6時間ほ どだから、実にさわやかな朝だ。天気もよかったので、迷惑かえりみず9時には友達に電話をしてたたき起こし、ランチの約束をした。
久しぶりのスワ ンバレーである。わたしの住むパースの中心地からは30分ほどだから、青い空の広がる土曜日には最適のドライブだ。そろそろ西豪州名物ワイルドフラワーの 季節なので、道中の小さな花たちも気になる。行ったのは、ちょっと確かめておきたかったワインのあるHoughtonワイナリー。ここは、大きな庭に面し てとても気持ちのよいカフェテリアがあるので、試飲のあとフルボディのシャルドネを1本開けてもらい、シーザーサラダと共にいただく。カリカリベーコンの 多すぎるのが少々鼻についたが、さらりとしたドレッシングも甘くなくランチとしては申し分ない。
ここのホワイトバーガンディは値段も約1000円 前後、毎日飲むワインとしては最適なのだが、実は4-5年ほどがまんして待っていると、芳醇な香りとコクの増す白ワインでもある。しかしあまりに安くどこ の酒屋でも手にはいるので、買ってすぐぽんと開けてしまう手軽さに負けて、自宅のセラーで待機させるひとはほとんどいない。
ところが今年末には、93年当たり年のShowReserveがワイナリーのみで手にはいるという。これを確認、ついでに予約しに出かけたのだが、まだ早すぎたらしい。残念。

ランチに開けたワインが効いて、ほんわかと楽しくなってしまったわたしは、ハンドルを友達にあずけた帰り道、またもやぐっすりと眠りこけてしまった。

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