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日曜日の朝、マグパイは叫び続ける

オーストラリアにはカラスもいるけれど、同じようにどこにでもいるのがマグパイという鳥だ。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/10/Cracticus_tibicen_hypoleuca_male_domain.jpg/234px-Cracticus_tibicen_hypoleuca_male_domain.jpg
Magpie by Wikimedia_commons

日本語ではカササギフエガラスなどという重々しい名前だが、現地オーストラリアでは単にマグパイ(Magpie)と呼ばれる。雑食性でどちらかというと肉食なので、カラスとともに学校の校庭でもよく見かける鳥だ。子供たちが落とした食べ物などを漁るためだ。

繁殖期は州によって違うが、西オーストラリアでは大体冬。そして春になると、孵化した幼鳥たちがキーキーと鳴き始める。この繁殖期になると、マグパイたちは自分たちの卵と子供を守るために、じっと人間の動きをうかがうようになる。つまり、少しでも自分たちの巣に害を加える「と感じた」場合、攻撃を始めるからだ。巣のある場所に近寄らなければいいわけだが、そりゃ偶然出くわしてしまうこともある。そういう場合は、「目を合わせながら」足早に通り過ぎる。マグパイはじっと見つめる相手を攻撃しないからだ。つまりそのほとんどが、後ろから首筋や頭に攻撃をしかけるので。
そんなわけで、小さい子供たちがその攻撃の犠牲になることも多く、小学校ではかなり頻繁にマグパイからの防御について教えている。そして、だからわたしもこんなに詳しく知っているわけだけど。

日曜日の朝、気持ちのよい空気を家の中に入れたくて窓もドアも開けておいた。もちろん網戸は猫たちが出ないように閉めてある。そうしたら、しばらくしてギャアギャアとマグパイたちが騒ぎ始めた。

 何羽も集まってきて、まるでヒッチコックの「鳥」のようだ。
ヒナが混じっているのか、「餌くれえええ」コールまで合間に聞こえる。うちの猫たちはもちろん好奇心イッパイで網戸に貼りついていたが、さすがにあまりのうるささに追い払うために外に出たときに撮ったのがこの動画。

パースは東京の自宅に比べたら、まだまだ田舎の小都市だ。マグパイだけではなく他の鳥も来るし、もう少し中心地から離れるとカンガルーもポッサムも現れる。それだけではなく、あまり嬉しくない訪問者もある。小さなサソリや蜘蛛や固い甲羅を持つ虫たち。ああ…虫はダメなんだよ、わたし。

 

2件のコメント

  1. がびさま

    わあー、確かにこれはちと騒々しいですねぇ。わたしは「“遠くから聞こえてくる穏やかな”マグパイの歌声とジャカランダの木がこの上なく好きなのでオーストラリアに住みたいと思っている者」なのですが、こんなに間近で狂ったマグパイサウンドを聞くとなると、さすがにもうあっちいってー!ですね(笑) ネコちゃんたちもさしずめ「遠くから見るのでおなかイッパイですぅ~」・・・というわけでもないのでしょうか(笑)

    1. 時々こんなふうにウルサイことがあります。まあ、マグパイだけじゃないんですけどね。
      ロリキートというカラフルでキレイなオウムに似ている野鳥がいるんですが、見ているぶんにはいいですけど、鳴き出したらこれまたウルサイです。うちの庭にも時々来ますが、ものすごいです。パースの中心街まで10分という場所ですが、オーストラリアの自然と密着している部分を実感する毎日です。

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