がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

新鮮な生牡蠣にイクラを少々

土曜日だから、ほんのちょっと手をかけて料理でもしようかと思ったが、どたばたと家中そうじをして洗濯を終えたら疲れてしまった。
そうじに手をつける前に、買い物に行っておいてよかった。新聞も買ったし、ロトも買ったし(当たらないかなあ、四億円)、月曜日の八年生「日本語でクッキング」用の和風チャーハン材料も買った。ついでに、もうそろそろ時期も終わりになろうかという、殻付きの生牡蠣も一ダース。ワインは西オーストラリア産の「マッド・フィッシュ」白が冷えている。

20051029

この生牡蠣に、冷蔵庫に残っていたイクラの瓶詰めを使う。こちらでもこのイクラは買えるが、とても高価だ。そして粒がカナシイくらい小さい。北海道産のイクラの醤油漬けなんて贅沢は言えないから、これで我慢するしかない。

これを、ちょんちょんと少しずつ牡蠣の上に乗せて、イタリアンパセリを少々、そして食べる直前にレモンをぎゅっと絞って醤油をひとたらし。ああ、美味しい。

生牡蠣はほとんど東海岸、あるいは南オーストラリアから運ばれてくるが、本当は西オーストラリアにもある。南下した港町アルバニーの近辺だが、この養殖牡蠣を扱うのは一社だけだ。だから、ほとんどレストランに流れてしまって小売の店には並ばない。パースで食べたかったら、生牡蠣を専門に扱うレストランに行くしかないが、あとはアルバニーまで足を延ばしたときに買い込む。

実は、この西オーストラリア・アルバニー産の生牡蠣にシーズンはない。潮の関係で、夏場でも水が生ぬるくならないかららしいが、一年中採れる。
一月にタイから戻ってから五日ほどアルバニーに南下する予定なので、夏にもかかわらず生牡蠣にありつけるというわけだ。今から、楽しみ楽しみ。

 

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