テレビのニュースを見ていたら、なんと明日から2日ほど最高気温39度まで上がるとのこと。エアコンのない南向きの教室で、どうやって授業できるのか心配になってきた。
今日も今日とて日中36度を記録しているのだが、休み時間とランチ時のスタッフルームはエアコンがあるので、やっと一息つける。
隣 に座った総務事務のオネエサンは涼しげなワンピースを着て、いかにも夏を楽しんでいるというふうだ。「わたしはこの時期が一番好きなのよ。だって空は真っ 青だし、からりとしているのに太陽の下に行けばじりじりと暑い、ってのがサイコウよ。」などとのたまうのを聞きながら、わたしは向かいの席に座ったフラン ス語教師と顔を見合わせた。
彼女もわたしも、午前中20分の休み時間と40分のランチ時間以外は、うだるような教室で1日中生徒に向かって授業を しているのだ。総務事務の仕事は、エアコンの効いた受付のオフィスである。「そのあなたのダイスキな太陽がじりじりとさしこむ教室で授業しないでいいな ら、わたしだってこの季節サイコウだって思うわ」とフランス語教師がさらりと言ってのけた。
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今晩はセロリとイタリアントマトのカッペリーニに、グリルした鳥の胸肉を添えた。あまり肉を食べたい気分ではなかったのだが、生肉を解凍してしまったので仕方がない。半分だけ添えて、あとは明日のサンドイッチに。
セロリとトマトそしてニンニクという組み合わせは、さっぱりとして意外に相性がいい。そしてこういうパスタに、わたしは決してパルミジャーノを使わない。野菜のうまみと香りが、濃厚なチーズに負けてしまうからだ。