がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

すいすいと泳ぐスズメバチ

hachiイキモノの話が続くが、わたしは蜂も怖い。スズメバチは何だかいやにナマメカシイ胴体に黄色と黒の縞模様を持っていて、夏になったとたんブンブンとうるさいくらいわたしの庭を飛び回っている。

いつだったか、「オーストラリア産のスズメバチは刺さないんだよ。だからもっと近づいて写真を撮っても大丈夫」などという友達の口車に乗って、三センチほどの距離からマクロ接写をした。思いのほかよく撮れたので、Flickr.comのページにアップしておいたらコメントが来た。
「その写真のスズメバチは残念ながら欧州産のものだから、間違いなく刺します。わたしは、鼻の頭を刺された友達を病院にかつぎこんだことがあります」
ぎゃ。刺されなくてよかった。

結局、庭に「春の毛虫」がいなくなったと思ったら、今度は「夏のスズメバチ」ってことだ。

昨日パースを発つ前に、池の金魚に最後の餌をやったときにもヤツラはたくさんいた。だがよく見ると、水仙の鉢の周りを飛び回りながら次々と落ちる。集団自殺かい、と怖さも忘れて感心していたら、実は水面をすいすいとすべったり、ゆらゆらと浮かんだりしているではないか。そして、しばらくすると突然また飛び立つ。一応羽をぬらさないようにしているようだが、こういう泳ぎ方をする虫に確か「ミズスマシ」っていうのがいたよなあ。

スズメバチが、水浴びするとは知らなかった。

 

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