レッドスナッパーと野菜のオーブン焼き

友達が来たからと言って、週末でもないのにそんなに時間をかけるわけにもいかない。

帰宅したのは6時、例によってジムをすっ飛ばしてしまった。ここんところずっとご無沙汰をしているが、実は銀行の引き落としになっているので毎月の料金だけはずっと払い続けている。うーん、もったいない。でも、こういうひとが多いというのは話に聞いた。そういう「籍だけ置いているジム」はつくりたくなかったのに、ずっと忙しくて終了時間に間に合わない。

とにかく、そんな木曜日。
「ねえ、魚が食べたいんだけど、買って行くからオーブンにブチこんで焼こうよ」と電話をかけてきたおトモダチ。
「まだ学校にいるんだよう」
「だから、魚と野菜を買って行くから。ひとりで食べるより、デカイ魚は一緒に食べたほうがおいしいよ」
ま、手伝ってくれるのだからいいか、一番簡単なオーブン焼きだし。

ニンジン、じゃがいも、玉ねぎは適当にコロコロに切り、ニンニクは皮をむいて3片ほど。フライパンでざっと炒め、塩コショウしておく。そこに、ざく切りにしてあるトマト缶をどぼりと入れ、混ぜあわせる。最後に自家製塩漬けレモンの皮のざく切りを加えた。

オーブン用のトレイに大きなレッドスナッパー(鯛の一種)を置き、先ほどのフライパンの中身をざざっと上からかける。最後にレモンを上からじゅうと絞り、レモンの輪切りを置いてアルミホイルで包み、200度のオーブンで30分。

その間にもうひとつあった新鮮なブロッコリーを茹でて、出来上がった魚に添えた。

見た目は大きいが、魚は皮をはがして身だけにすると大した量ではないので、二人で腹いっぱい食べられる。友達が切りすぎてくれたおかげで、大量のニンジンは残ってしまったけれど、それはまあ、魚の残りとともにタッパーに入れてお持ち帰りにしてもらった。

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新鮮なホタテと野菜の中華炒め

昨日が祝日だったため、帰宅途中すでに6時になっていたが、取りあえず近くの小さなショッピングセンターに飛び込んだ。夏は買い置きができないので、3日もたつと野菜が冷蔵庫になくなってしまうのだ。

野菜類は中華系八百屋で買う。その、ショッピングセンターは大半のスペースを大手スーパーが閉めているが、八百屋で買ったほうがはるかに安くて新鮮だ。そしてその隣が例の丸顔中華系ベトナム人の魚屋。
「刺身にできるくらいだけど、やっぱり少し火を入れたほうがいいかもしれないホタテ」というのがあった。この店のオジサンは正直なところがいい。

さっそくそれを買い、野菜類はChineseBroccoliと呼ばれる中華野菜とシュガースナップピーに決めた。

コーンスターチにゴマと卵を混ぜて合わせ、塩コショウしたホタテをひたしてから、多めの油をひいた中華鍋で焼く。かなり新鮮なので、あまり火を入れすぎて固くならないように。

野菜はぶつ切りにしてから、唐辛子とニンニクのみじん切りを放り込んだ中華鍋で色よく炒め、醤油を鍋肌から回しかける。最後にホタテを戻してざっと混ぜあわせ煎りゴマをふるだけ。

素材がいいので、うーん美味しい。ホタテはちょうどいいくらいに火が通っていて、まだ柔らかく舌触りもいい。
たくさん炒めてしまったので、残りは小分けにして白飯とともにタッパーにつめて、冷凍庫へ。こうしておくと、朝の忙しいときに冷凍庫から出して、小さめのサラダでも添えるだけだ。学校のお昼に電子レンジで温めれば、まあまあイケてるお弁当に。

 

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フランス語なまりはカワイイ

英語のsheetやpieceなどのように「イー」と長音になる母音がないフランス語。
このふたつの言葉を英語で 言うと「イ」になっちゃうことが多い。つまりどちらもいきなり「罵り言葉」になってしまうのだ。

日本語の発音にsiがなくて、「ベビーシッター(Babysitter)」をカタカナ英語で言うと「赤ちゃんのウンチたれ」になってしまうのと同じで、昨日フランス語教師たちと大笑い。

それにしても、「フランス語なまり」というのは聞いているととても可愛らしく聞こえるらしく、それを聞いた英語人が必ずもらす感想でもある。
フランス語の発音には口をとんがらすものが多くて、要するに日本でも一時かなりモノマネされていたフランソワーズ・モレシャンのような発音になる。フランス語なまりだと、英語を話してもドイツ語を話しても同じように受け取られることが多い。かわいい、かわいい。

それに、Hは読まないので、昔日本で知り合ったフランス人女性は「ホンダ」とか「ホンコン」という名前を言う時には、「意識して息をはかないとHがでてこないのよ」とため息をついていた。気をつけないと「オンダ」と「オンコン」になってしまうからだ。英語人たちに言わせると、それも「かわいい」のだそうだ。

いや、それを言ったら日本人だって [huh]の発音ができない。意識して息をはかないと [fuh]になってしまう。日本語にはFの発音の「フ」しかないからだ。
つまり、英国のサッカー場で暴力行為を働く集団を指す「Hooligan」という言葉は正確にはフーリガンではない。日本語の「ハ」の発音の形のままで口を大きく開け、「フ」と「言おうとすると」かなり近い発音になる。

日本ではよく使う「ホーム」という発音も、英語では全く違う。やはり前例のように大きく口を開けて「ハ」の発音をいうときのようにしてから、「ホ」と言う。どちらかというと「ハォ−ム」だ。

ただし、悲しいことに、「日本語なまりの発音はカワイイ」と言う英語人には会ったことがない。どこが違うのかねえ。

 

 

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ラム肉のバーベキューとズッキーニのサラダ

おととい、友達がささっと来て食って飲んで帰ったあと、これまたささっと書いて「まあ明日アップすればいいや」と思って忘れていた記事。このごろ忘れっぽくなってきたなあ、うん。いきなりぐんと気温が下がって今朝は21度しかない。こういうのも、パースではよくあること。先週は38度なんてときがかなりあったのに。
そんなわけで、まだ残暑厳しい35度はあった水曜日の記事を、こんなに涼しい朝にアップする愚行。
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またもや一皿料理。
水曜日の晩に友達をふたり呼んだので、庭にバーベキュー台を出してビールを飲みながら「大汗をかいて」焼いてもらい、わたしは「エアコンの効いた涼しいキッチン」でサラダをつくった。

ラムのもも肉ステーキは、少し小さく切って味がしみやすく食べやすくし、レモンジュースをじゅうと絞りオリーブオイルをたらりとたらし、冷蔵庫で待機。ズッキーニは縦に厚切り、レモンは厚い輪切りにし、これも冷蔵庫で待機。

友達が来たら、ビールとともにこの3つの材料を渡し、オリーブオイルを塗って塩コショウし、じゅうじゅうと焼いてもらう。「夕方の強い日が差す裏庭」なので、ついでに日焼け止めローションも手渡す。

Butter Beansと呼ばれる白いんげん豆は缶詰を使った。ボールに入れ、手でぽろぽろと砕いたフェタチーズ、ちぎったレタス、削ったレモンの皮、スプリングオニオンの輪切り、ニンジンの細切り、赤唐辛子は種をとってみじん切りにして、加える。塩コショウして、レモン汁を絞ったら、あとは食べる直前にミントとタイムをちらしてオリーブオイルで和える。

「できたよう」の合図で、汗を光らせた友達がほうほうのていで「涼しい部屋」に逃げ戻ってきたら、ふたつの大皿に敷いたサラダの上にラム、レモン、ズッキーニを載せて出来上がり。つまり上の写真は半分の量。

簡単だが、かなりボリュームのある一品で、パンを添えたら充分に3人分以上の量だ。
それにわたし「だけ」は涼しく料理できたし、いや、今度から夏のバーべキューは友達を呼んでやるに限るね。

 

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そこのアナタ、ダンスを習いたまえ

テレビで「パースで若者が集まるトレンディなクラブ」のビデオショットが出たんだけど、すごく気になることがある。今のクラブのダンスって、飛び跳ねるだけなのか。そういえば、アフリカの部族か何かで「垂直に飛び跳ねるだけのダンス」というものがあったような気がするが、それの模倣なのか。

一丸となってピョンピョンと飛び跳ねるのは、女子校男子校主催の合同ダンスパーティー(監視係として夜9時まで拘束されるセンセイはかわいそうなのだが)でも同じ。つまり、10代の子から20代の成人までこの垂直跳びダンスが流行だ。ハタから見ていると、群衆がダンゴになって上下に動いていて、実に奇妙キテレツ。

わたしの時代のディスコ(ああ死語だよ、ふん)では、一応クネクネと身体を動かしていたし、それ以前のディスコでは、並んで一緒に同じステップを踏むのが流行っていたものだ。でも、今ではそういうのを見るのは、例の合同ダンスパーティーで14−5歳の子に混じって踊らされるセンセイたちのステップくらいのものだ。

そして、もうひとつ気づいたことがある。ダンスができるオト コは世界的に不足しているのか?いや、そんなものすごく上手いひとというわけではなく、せめて「音楽にのれて」「女性をリードできる」ぐらいでいいんだが。

昔の話になるが、まだバンコクでビジネスばりばりだったころ、あるビジネスディナーの晩のこと。ちょうど近くのレストランでの食事が終ったので、「これからは無礼講」とばかりに、ライブ音楽のあるラテンクラブに食後の一杯をあおりに行った。

大きなフロアはもう若者で一杯、フォークダンスの動きやらテクノっぽいのやら、果てはタイダンスの手の動きやら、皆結構自己流に楽しんでいた。
場違いにビジネスライクなわたしたちの一行(何しろ皆スーツ姿)は、片隅でちびちびやっていたが、その中のひとりタイ人のビジネスマンがやにわ立ちあがり、「マダム、それでは一曲」とわたしに手を差しのべた。

げ。

わたしは身体をちょっと動かすくらいしか…と尻込みしたのに、「まあまあダイジョブダイジョーブ」とフロアに連れ出されてしまったら、おお何ということ、ウマイのだ。
まるで身体に「羽がはえたよう」、ただまかせてさえいれば彼がリードしてなんとかサマになってしまっている(と、同行のひとたちがダンスの後でたまげていた)。40代のコンパスで描いたように丸顔の中華系タイ人、まさかなんでー、というわけで注目のド真ん中で一曲を終えたのだった。

わたしたちの一行は彼とわたし以外皆西洋人で、誰も彼がこんなにダンスのうまいひとだなどと考えてもみなかったが、タイ上流階級の端っこに属する彼は、ひととおりの社交ダンスは、マナーの1項目として「俗世」に出るまでに叩きこまれたのだそうだ。
失礼ながら「ひとは見かけによらない」のたとえ通りで、何か隠れた芸と趣味はそのひとの印象を劇的に強めるものだとシゴク感心した。と同時に、「基本さえシッカリしていれば、どんなダンスでもリズムに乗るのは簡単です」と言い切る彼に、「ダンス習っちゃおうかなー」とつい思ってしまった。

断言できるが、ダンスが上手い男性は軽薄に見える、というのは真っ赤なウソだ。できない男性がひねり出した妄想だ。

ぶつぶつ言わず、ダンス教室に通ってほしい。「シャルウイダンス」をもう1度観てほしい。エスコートして、ダンスのリードをとってくれる男性が嫌いな女性はいない。ダンスの上手なヤツというのは、リード上手ってことだ。女をリードできるくらいにダンスを習って何が悪い。
ついでに、「Sents of women」のアル・パチーノも観たらいい。ステップとリードの仕方さえ知っていれば、タンゴ初めての女をあんなふうに官能的に見せることだってできるんだ。

わたしが男性にリードされてサルサなんぞ踊ったのは、後にも先にもその10年以上前の「丸顔中華系タイ人」との一曲だけだ。が、それ以来、悲しいことに「ええっ、あのひとが!」という男性のダンスを見たのは数えるほどしかない。

殿方よ、英会話もいいが、ダンスだ。ダンスを習いたまえ。

 

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