がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

夜中の騒がしい酔っ払いと、次の日のベトナム風おつまみ

外が騒がしくて夜中に目が覚めた。昨日の早朝のことである。このアパート自体は自動ゲートと高い塀に囲まれていて比較的安全なのだが、何せ外はパースのど 真ん中、繁華街から5分というところにある。バルコニーに出てみたら、どうも酔っ払った男性たちがゲートの正面で喧嘩をしていて、警官が呼ばれたらしい。 ひとりは酔いにまかせてまだ暴れているらしく、ゲートにぶつかったりののしったりいやはやもう3時とは思えぬ騒動である。
人騒がせなバカどものせ いで、わたしのほうはすっかり目が覚めてしまった。夜中の徘徊癖のあるゆきちゃんは、わたしがそんな時間に起きてしまったので大喜びである。足にかじりつ いてくる彼女をなんとか無視して寝ようと試みたが、案の定寝返りを100回ほどうっているうちに、目覚ましが鳴った。地獄だ。
当然昨日の夜は9時にベッドに飛び込み9時間ほど気絶していたため、日記はお休み。

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香 菜(シャンツァイ、こちらではコリアンダー)はわたしの大好きなハーブのひとつである。タイに帰るとこの香りが屋台の多い街角にただよい、食欲をそそる。 オーストラリアでもスーパーで見かけるくらいポピュラーだが、もちろんわたしは例のベトナム食品店で根のついた新鮮なものをごっそりと買う。この香菜の根 は、スープやら炒め物などの火を通す料理に刻んでいれると、香りがいっそう引き立つのだ。
今日はその香菜を買いに寄ったのだが、「ビィー」もつい でにひとつかみ買ってしまう。豚の皮の千切りをロースト肉、ピーナツ、ごま油、ニンニクなどであえてあり、ベトナム料理にはかかせない副菜である。うっす らと甘い味付けのこのビィーに香菜を乗せると、食事前のおつまみに最適なのだ。
ベトナム食品店のオジイサンは、わたしが初めてこれを買ったとき「アンタこれが豚の皮だってことを知ってるのかね」と心配してくれたが、このコリコリとした歯ごたえはやみつきになる。ニンニクとごま油もたっぷり入っているので匂いも気にならない。

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