デラシネ@Perth: 2005年12月アーカイブ

hachi.jpgイキモノの話が続くが、わたしは蜂も怖い。スズメバチは何だかいやにナマメカシイ胴体に黄色と黒の縞模様を持っていて、夏になったとたんブンブンとうるさいくらいわたしの庭を飛び回っている。

いつだったか、「オーストラリア産のスズメバチは刺さないんだよ。だからもっと近づいて写真を撮っても大丈夫」などという友達の口車に乗って、三センチほどの距離からマクロ接写をした。思いのほかよく撮れたので、Flickr.comのページにアップしておいたらコメントが来た。
「その写真のスズメバチは残念ながら欧州産のものだから、間違いなく刺します。わたしは、鼻の頭を刺された友達を病院にかつぎこんだことがあります」
ぎゃ。刺されなくてよかった。

結局、庭に「春の毛虫」がいなくなったと思ったら、今度は「夏のスズメバチ」ってことだ。

昨日パースを発つ前に、池の金魚に最後の餌をやったときにもヤツラはたくさんいた。だがよく見ると、水仙の鉢の周りを飛び回りながら次々と落ちる。集団自殺かい、と怖さも忘れて感心していたら、実は水面をすいすいとすべったり、ゆらゆらと浮かんだりしているではないか。そして、しばらくすると突然また飛び立つ。一応羽をぬらさないようにしているようだが、こういう泳ぎ方をする虫に確か「ミズスマシ」っていうのがいたよなあ。

スズメバチが、水浴びするとは知らなかった。

honeyeater.jpg昨日さっそく新しいモニターに交換してもらい、ほっと一息ついた。…と思ったら、今日は警報機の具合がおかしい。朝になって警報機を切ろうとしたら、サービスランプがついている。昨晩ショートしたか何かで、オンになっていなかったということだ。
サービス会社に電話したら、「月曜日になりますがあ」などとノンキなことを言う。明日、わたしはバンコクに発ってしまうのだ。その留守の間、要塞が要塞でなくなっては困る。

しぶしぶやってきたサービスの若い男は、警報装置のあるボックスの中に、ごっそりと産み付けられた蛾の卵の固まりを見つけた。それが触ってショートしたらしい。虫の嫌いなわたしは、ぞわああと鳥肌が立ち、髪の毛まで逆立ちそうになった。乾燥しているパースにゴキブリはあまりいないが、他の虫はワンサカといるのだ。
モニターに警報機と、出発前のあわただしいときに何だってこんなに虫が出てくるんだろう。まったく。

いや、鳥肌が立つような虫だけではなく、その他の美しいイキモノもたくさんいるのがオーストラリアだ。
例年より涼しい十二月なので、まだジャカランダの花は満開。自宅のある並木道は、目の覚めるような青に染まっている。日本の桜のようなもので、これが咲くと「ああ、もう初夏」という気分になる。嬉しくて散歩がてらカメラを持ってでかけたのが、数日前。そして、ニューホランド・ハニーイーター (New Holland Honeyeater) を見つけた。花の蜜をすう豪州産の野鳥は多い。この鳥は比較的どこでも見られるが、カメラをちょうど持っていたのは運がよかった。大きな写真は、ここで。こちらのほうがはるかに美しい。