デラシネ@Perth: 2005年11月アーカイブ
二週間ほど前から、どうも喉の調子がよくなかった。
子供のときから扁桃腺が弱かったので一応気をつけてはいたのだが、先々週末からいよいよ声がかすれてきた。その間に西オーストラリア「カリキュラム協議会」の大学入学試験で、口頭試験の試験官をつとめた。喉はさらに悪くなった。そりゃあそうだ。二日間で、合計四十人の受験生の個人試験を受け持ったのだから。
先週末は、今度は校内の十一年生の試験だった。やはり口答試験だ。全部で二十三人。朝からアタマが重かったが、試験の日に休むわけにいかない。喉はますます悪化している。何とか午前から午後の初めにかけて十九人まで終わらせたところで、悪寒がしてきた。足元はふらつくし、眩暈がする。
「あなた、ものすごーく顔色悪いんだけれど」と、同僚の日本語教師に言われた。口答試験はふたりの教師が同時にひとりの生徒の試験をする。交代で、ひとりがインタビューをし、もうひとりが「良かったこと」「間違えたこと」を書き取るからだ。そして、採点も協議のうえだ。
そのときにはすでに彼女の顔が「複数に見えていた」から、こりゃもうだめだと思った。あとの四人の生徒はテープに録音しておいてもらうことに。そして、振り替え休暇をとっていた友達に電話をして迎えに来てもらい、そのまま病院に直行。もうひとりでは、車からも出られない。
やっとのことで、待合室に行っても座っていられない。看護婦さんに促されて、とうとう別室のベッドに寝かされ、そこで医者を待った。熱を測ったら四十一度という高熱になっている。意識はもうろうとしていたから、医者が何を言っているのかさっぱりわからない。友達が聞き取ってそのまま家に連れ帰ってくれたが、そのこともあまり覚えていない。
いや死ぬかと思った、ホント。
結局風邪を併発した扁桃腺炎だったので、抗生物質をもらって飲んでいたらしばらくして熱は下がったが、眩暈は治らない。そんなわけで、合計四日も学校を休んでしまった。
なんだかまだ疲れやすくて、何も手につかない。


