映画の愉しみ: 2008年2月アーカイブ

art.ledger.obit.gi.jpg ヒース・レッジャーが突然ニューヨークのアパートで死亡したことは、記憶にも新しいと思う。彼がオーストラリアのパース出身だったため、どの新聞を開いても、どのテレビのスイッチをつけても、彼のニュースが飛び込んでくる。

そして、死因を調査していた結果が最近出た。処方されていた薬の複数摂取が原因だったという。CNNのエンタメ・サイトにはその薬の名前が詳しく出ていたが、睡眠薬、鎮痛剤、精神安定剤など、実に六種類もの薬が処方されていたのだった。それら複数の薬を大量に服用したわけではなく、それら全てを一度に服用したことが彼の死につながったらしい。

彼の実父は「処方された薬物の複数摂取の危険をもっと重視するべきだ」というコメントを残しているが、リストされた薬物はそれぞれ二種類ずつの睡眠薬、鎮痛剤、精神安定剤だ。これらが全て、ひとりの医者から一度に処方されたとは考えにくい。だとすれば、ヒース・レッジャーが自ら複数の医者に出向いて入手したか、あるいは非合法的な手段で手に入れたと見るべきだろう。これを一般的な危険と考えるには、少々無理があるように思う。

美貌と金と才能に恵まれ、幸運でもあると思われたひとたちが、蓋を開けてみれば薬漬けだったことがわかる。わたしたち一般人には考えられないほどの、そして手に入れることのできないほどの量だ。
彼は、果たして何から逃げたかったのだろうか。

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