トスカーナ風鶏むね肉のステーキにトマトチャツネを

冷蔵庫に鶏むね肉があったので、金曜日はどこへ行くでもなく自宅でささっと晩ゴハンに。

鶏むね肉はラップの上に広げて包んでから、麺棒でガンガンと叩いて伸ばす。こうすると繊維が切れて柔らかくなるし、しっとりと焼くのも簡単だ。

マリネは、ニンニク、オリーブオイル、セイジ、ローズマリー、バジルを石のモルターに入れ、ペストールでガンガンと叩いて潰す。そこにレモンの皮とレモン汁を加えて、またガンガンガン。これは実はストレス解消にもいい。

ねっとりとしたマリネができたら、鶏むね肉に薄く塗っておく。

まずニンニクのみじん切りをオリーブオイルで炒め、香りが出たらトマトはめんどくさいので皮をむくこともせず(こういうところがわたしがズボラと言われる所以)ざく切りにして放り込む。赤ワインビネガーを少々振りかけ、レモンの皮をけずり、ケイパーを加えてチャツネ完成。

ほうれん草は洗ってからざく切りにし、フライパンでさっと炒めて塩コショウし、缶詰のバタービーンズ(白豆)を混ぜておく。

最後にマリネしておいた鶏むね肉をフライパンで両面じっくりと焼き、ほうれん草とバタービーンズを添え、上からささっとチャツネを加えてできあがり。

このぐらいなら「さあ作ろう」と思ってから40分ぐらいで食卓につける。普段の日の食事はこんな感じで。

イースターの朝食:ホットクロスバン

イースター(復活祭)の金曜日は、イエス・キリストが十字架にかけられた日だ。

その金曜日には全てのパブが閉まり、レストランでは酒類を注文できない。つまり酒売買禁止の日でもある。それでも、もちろん自宅やパーティーで飲むことが禁止されているわけではないので、隣の家のように1日じゅうドンチャン騒ぎをしているウチもある。
加えて、小売店やショッピングセンターはどこも開いていない。いつもは日曜でも祝日でも開いている店がイースターは閉まる。おかげで木曜日のショッピングセンターは狂乱状態で、閉店間近には棚に何もなくなってしまう。

hotcrossbunところが開いている店もある。パン屋だ。なぜかというと、金曜日の朝に食べるホットクロスバン(Hot Cross Bun)を売るためである。イギリスから来た伝統で、シナモンなどのスパイスを混ぜた柔らかく甘いパンのことだ。表面には白く十字が描かれ、そのままでも温めてもいいが、必ずたっぷりとバターを塗って食べる。
普通は6個入りの袋で売られているためとてもじゃないけど食べきれないことが多いが、昨日金曜日の朝4つ入りの小さな袋を見つけたのでそれを買ってきた。

今日は土曜日なので店は開いているが、明日の「キリストが復活する日」と伝統的な振替休日である「イースターの月曜日」はこれまた休み。日本の正月と同じように、外出するよりは家で家族や友達と過ごすことの多い数日間だ。

マザー・グースの歌を思い出させてくれたひとがいるので、動画のリンクを追加。

懐かしい。日本ではこの歌で英語を習う子供も多いが、ホンモノのホットクロスバンを見た子は少ないだろうな。

 

イカのなんとなくアジア風炒め

土曜日は4校合同の口頭インタビューテストの日。
間違えてアラームのかかっている新校舎の一部である部屋にはいって、盛大にブィンブィンブィンとアラームを15分ほど鳴らしてしまったり、選挙投票日に学校を使うなどと知らされていなかったために駐車場が投票者のために全部使用されていたりと、色々ハプニングもあったが無事終了。

squideBBQ

帰宅途中の車の中でふと「イカが食べたいなあ」と思い始めて、魚屋へ。着いた途端、仏頂面のカレン(丸顔中国系シンガポールおじさんの妻)に出くわす。いいひとなんだけど、どうも喜怒哀楽が激しく、気分のいいときはいつまでも話し続けているが、その反対の気分のときにはどう考えても「そりゃ客商売の顔じゃないよ」という目つきで客を睨みつける。今日は後者のほうの気分らしい。しまった。

「何がほしいのっ」「イカが欲しかったんだけど」「新鮮なのはないよ。冷凍だけ」「あらまあ、どうしようかな」「冷凍と言ったって、近くのフリマントルの港にあがったヤツをウチで冷凍したんだからねっ。それも新鮮なうちにっ」「あ、そ、そう。それなら200gほど…」「そんなちまちました量はないよっ。750グラムの袋入りっ」

どーんと750g入りの袋を持たされ、仕方ない、沢山作ってまた来週のお弁当用に冷凍しようと帰ってきた。冷凍だったので、そのまま室温で解凍できたときにはすでに7時。

まずはイカの処理、足を半分に切り、身は包丁の切り目を入れて食べやすい大きさに。そのあとは、ニンニクとショウガと唐辛子をみじん切り、冷凍してあったこぶみかんの葉を千切り、スプリングオニオンは5cmほどのブツ切り。

それを油を熱したフライパンに入れ、香りが出たらイカを加え、丸まってきたらスプリングオニオン、最後に醤油、フィッシュソース、オイスターソースで味をつけ、歯ごたえのためにお菓子用に買っておいたピーナッツの砕いたのを加えた。ざざっと炒め、香菜をちぎって混ぜ合わせてオシマイ。

何風ともきちんと言えない「なんとなくアジア風炒め」だが、日本米によく似た炊いたばかりのカリフォルニア米によく合う。
炭水化物はあまり摂っちゃあいけないんだが、まあいいや土曜日だもの。ついでに白ワインも、まあいいや土曜日だもの。