さて、初出勤

近隣四校合同の教育セミナーがあり、今日は生徒たちは休みだ。センセイたちにとってはもちろん「必須登校日」である。8時から3時までびっしりのスケ ジュール、25名定員の小セミナーがいくつもあり、結構興味深い話も聞ける。朝のお茶にランチ、そして3時過ぎ、全てのセミナーが終わってからはビールや らワインまで無料で提供される。

面接、採用が全てバンコクに行く前日に決定されたわたしは、その「3時過ぎのオタノシミ」を体験すること なく学校に戻り、明日からのプログラムを組みながらミーティング、疲れ果てて帰宅したのは6時。すぐに学校でやり残した分を家で書き上げて9時。明日の準 備をしながら、帰宅途中で買ったほうれん草とリコッタチーズのラビオリを作る。それに、解凍した自家製ペストソースをかけ、パルミジャーノチーズをがりが りとけずって振りかける。食べ終わると、すでに10時半だ。
ため息をついてはいるが、「ああやっと授業に戻れるんだ」とそれでも嬉しい第1日目。

豪州の公立学校はこんな感じ

明日から新学期が始まる。やっとこさ契約がはいったので、また教師となるわけだ。
こちらの学校は1年生から7年生までが「小学校」、あとは全て中 学校(Secondary School)と呼ぶが、実は高等部も含む8年生から12年生までの子供たちが学ぶ。10年生までが義務教育だが、その上の11年生、12年生ともなると ほとんどが専門学校か大学に進むことになる。実際には日本の教育制度とは違い、TEEと呼ばれる大学入学試験の点数によって入学できる大学(西豪州ではカ ソリックの大学一校を除き、全て国立)、それどころか大学そのものに行けるかどうかが決定されてしまうので、12年生はがりがりと勉強している「らし い」。

今回半年の予定で非常勤となった学校では、8年生から10年生までに日本語を教える。11年生、12年生のクラスでは、外国語は TEEのための選択科目のひとつなので、必然的に「日本語を勉強したい子供たち」のみ、従って学習態度もマジメなものである。しかし、わたしの担当するの は「日本語なんかやりたくねーよ」という子供がかなり混じった低学年の外国語必修クラスである。公立学校の常で、出来ない子、問題児、それどころか自閉症 やらADDと呼ばれる集中力欠如症の子供やらももちろん「平等に」分配してくれる。
わたしは初めての教育実習のときに、いきなり公立三流高校、し かもドラッグと暴力のために警官が常駐なんて場所に送られ、がつんとカルチャーショックを受けた経験があるので、もう何を見てもあまり驚かなくなった。だ から、教育熱心な親が自分の子供たちを万難を排して私立学校に送るのも、この国では常識である。
日本でも教育の荒廃が叫ばれだして久しいが、こちらに比べるとまだ教育環境が整っているような気がしてならない。

猫は暑いのがお好き

昨日日記を書けなかったのは、普段コンピュータに向かっている時間を飛行機の中で過ごしていたからだった。
パースに着いたのは今朝の2時半だった から、帰宅してやっと床に入ったときには4時を回っていた。ゆきちゃんを引き取りに行ったのは今朝の10時、何にもない冷蔵庫の中身を買いに走り、あまり の寒さについでにガスヒーターを衝動買いしてしまい、設置して夕食をかきこんだらもう11時だ。バタバタするのはどこにいても毎度のことだが、それにして も時間がたつのはなんて早いんだろう。
わたしがヒーターを堪能する前に、ゆきちゃんはすでにド真ん前の特等席を陣取ってウトウトしているじゃないか。毛が燃えるくらい近くにいたので、足をひっぱって少し遠く持ってきたら、オヒメサマは「ふううん」と不満そうな声をあげた。