煙草を持たない散歩

雲ひとつない青空を見上げてしまったら、出かけないわけにはいかない。皮膚癌にならないように、とオマジナイのSP50ローションを塗りたくり、てらてらと腕を光らせながら歩く、歩く。

近 くの公園までたどり着いて、木陰から鴨の群れを見ていたら、アボリジナル人(豪州のネイティブ人種)のオジサンに声をかけられた。「煙草もってないかね、 おじょうさん。」 煙草をやめてすでに4ヶ月、ベンチに座って吸っていたわけでもないのに、びっくり。「もう何ヶ月も前にやめたから、持ってないの」と答 えると、「「いや~、前にここで、煙草を吸っていたのを見たから」だと。いやに記憶力のいいオジサンだ。。。喫煙人口が極端に少なくなった豪州では、煙草 をせがめるひともあまりいないというわけで、吸っている顔はめったに忘れないらしい。

そう言えば、喫煙者を登録制にして、煙草を買うのにカード提示させるようにしよう、なんて動きがある。すでに喫煙常習者であるという医者の証明書を提出、 そして発行されたカードを携えてコソコソと「後ろめたく」煙草を買わせれば、喫煙人口も予備軍も少なくなるだろう、というアンチ煙草主義者の団体が勧めて いる運動らしい。そこまで貶めなくても。。と思うのは、今だに口も指も寂しい元スモーカーの「過去弁護」かな。