トレンディなワインバーへ

ちょっと夜遊びをしていたので、3日ほどネットはメイルチェックのみ。
今日は40度まで上がるというので、朝早く起きてファーマーズマーケットへ。1週間分の野菜を買い込んだが、顔見知りの店では「今日は早く来てよかったわねえ、だって10時には閉めようかって、みんなと相談していたところなの」と言われた。あまりの暑さに野菜も果物もくたりとなってしまうので、いつもの正午までという時間を早めたのだそうだ。
まったくもう秋だというのに、この残暑はあまりに残酷だ。
最初に40度の気温がパースを襲ったのは、なんと去年の11月である。それからもうほとんど5ヶ月だというのに、これも地球温暖化現象のひとつなのか。
朝8時ごろにはまだ早朝の爽やかさが残っていて、葉のたくさんついたブロッコリもみずみずしい。

金曜日には、前から気になっていた MUST WINE BAR というトレンディなレストランバーに行ってきた。街のど真ん中に住んでいると、こういう場所にも5分ほど歩けば着いてしまうので、酒をしこたま飲んでも運転しなくてすむ。

レストランはカウンターのみのワインバーコーナーとレストランに分かれているのだが、木の床と金属的なインテリアのせいで驚くほどうるさい。ひとの話し声がエコーしてくるので、前に座った友だちの声さえ耳をかたむけなければ聞こえないほどだ。まあこういうのはクラブと同じで、30分以上たてば耳のほうが慣れてしまって段々と聞こえてくるようになるのだが、いかにせんこれじゃあそこらへんのパブの騒音と変わらない。
そんなわけで最初からあまりいいイメージを抱けなかったのだが、メニュウを持ってきたウェイトレスの手際もよくない。メニュウをおいてしばらくしてから戻ってきたのだが、そのときに「今日のお勧めというのもあって、あそこの黒板に書いてあります」などと言う。そういうことは初めから言っておいてくれたら、メニュウと比べっこをしてどれにするかすぐに決められるのに、また時間がかかってしまった。

こちらの国には妙な風習があって、ヨーロッパで呼ぶところの仔牛肉は「乳のみ子をコロすのはだめえ」という動物愛護の観念から食べることができない。飼料を食べ始めてからの牛なので、肉はピンク色ではなく普通の牛肉と見分けがつかない赤い色をしている。ところがこの上を行くベビービーフというのもあって、これは仔牛よりもっと何ヶ月だか成長した牛肉となる。こちらの固い牛肉に比べればどちらもやわらかいのだが、なんだか騙されたように感じるのもこんなときだ。
わたしはそのベビービーフのステーキのマッシュルームソース添えを頼んだ。例によって「あのですね、ミディアムレアがよいのですが。。。」と細かく注文したのだが、出てきたら中がうっすらとピンクの「ミディアム」だった。
こういうことはよくあるので丁寧に頼んだのに、わたしの好みの「真ん中1cmは火が通っているけれどマッカッカ」とはなっていない。
残念。

しかし、前菜として注文した「いちじくの生ハムとゴルゴンゾーラチーズ」はびっくりするほど美味しかった。これをもう一度再現したくて、今日ファーマーズマーケットでいちじくを買ってきたくらいだ。
肝心のワインは、世界各国のものがグラスで次々と注文できるので大変楽しめる。ワインとちょっとしたスナックをカウンターで嗜んだほうが、このレストランの使い方としては一番かもしれない。

鶏肉とシュガースナップピーの炒めもの

昨日の鶏肉の残りとシュガースナップピーを軽く炒める。

前回バンコクから買ってきたフィッシュソースは、実はマグロから出来ている。普通のタイ製フィッシュソースというのはほとんどイワシが原料だが、マグロソースはもっと塩分が穏やかで、味にも丸みがある。なにより、あの強烈な香りも少ない。
こういうちょっとばかり高級なソースは、シンプルな炒めものの味を「アップグレード」してくれるものだ。

鳥肉の照り焼き丼

今晩の食事は「鳥肉の照り焼き丼」。

木曜日にまた8年生日本語クッキングの授業があるので、その実験である。前回の「バナナ巻き」の材料だった蜂蜜が大量に余っていたのを、砂糖の代わりにできないかな、とふと思ったのだ。加えて、ショウガをけずったり切ったりは12歳には少々むずかしい。瓶にはいった粉末ショウガを使ったら味はどうなるか、ということも知りたかった。時間もきちんと計りたい。

結果はまあまあ、味のほうもまあまあ。焦がさないようにするには油を少々多くして、中火から弱火にすればよいこともわかった。
何だかものすごーく甘いが、オーストラリア風になっちゃった中華料理というものもかなり甘ったるいので、こちらの子供たちは気に入るだろう。
本当ならこれに焼きネギでも加えたいところだが、1時間の授業で終わらなくなってしまいそうなので、鶏肉だけ。ご飯も授業前の早朝にといでおいて、家庭科のセンセイにスイッチだけ入れてもらうようにした。授業前に炊き上がっているだろうから、少しは楽かもしれない。

何しろ、22人の生徒に料理を全て「日本語」で教え、自分も料理して見せ、彼らを手伝い、写真を撮り、後始末までチェックして、宿題も出さなければならないのだ。大変なクラスを引き受けちゃったなあ、とため息も出るが、実はこういう新しいプロジェクトを長期間できるのは、資料としても貴重だ。