がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

近所の日曜マーケットで巨大なサンドイッチ巻きにかぶりつく

日曜日のご近所マーケットは、ショッピングセンター横の空き地で行われる。
時々寄っていたが、寒い冬の雨模様に怖気づいてしばらく行っていなかった。さて、天気がカラリと晴れ渡った日曜日、久しぶりに歩いて行こうと思い立った。全行程2.2キロの散歩だ。行き帰りだと4.4キロ。間にランチや買い物を挟んでいることもあり、まあこのぐらいだったら軽いものだ。

春なので、歩いているだけでボトルブラシの木が満開の真っ赤な花を咲かせているのが見える。そろそろ散り際なのか、道にも赤い絨毯が。

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これはたぶんグレヴィレアの一種。オフホワイトの花が重たげに揺れていた。

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さて、マーケットのある空き地はかなり広大なので、右に売店が並び、左には椅子とテーブルが据えられていて、真ん中の日差しが強い場所はそのまま開けてある。至ってシンプルな作りである。

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歩いたせいでお腹も空いてきたことだし、ずらっと並んだ売店の中からひとつを選んで並ぶ。サンドイッチの店で、並んでいる間に選んだのは「チョリソー・ソーセイジとハルーミのラップ」。平たくて丸いピタパンを拡げて、そこにたっぷりと焼いたチョリソーとハルーミを入れ、サラダもたっぷり。ハルーミというのはギリシア産のチーズのようなもの。最後に好みのソースをかけてくれる。わたしが選んだのはアイオリ・ソース。

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オジサンは列の最後だったわたしとおしゃべりをしながら作っているものだから、具を入れすぎて巻けないぐらいの巨大なサンドイッチ巻きになってしまった。

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わたしは手が大きいほうだが、それでも半分ぐらいしか握れない。長さは何と20センチ以上はあるシロモノだ。

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まだほかほかと湯気をたてているソーセージとサラダはとても美味しくてかぶりついていたが、さすがに大食いのわたしでも食べきれない。半分ほど食べて疲れてきたので、またオジサンのところに戻ってナプキンを多めにもらい、包んでからバッグにいれた。あとでオヤツにしよう。

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さて、そのまま行くと小さなテントのようなものがあってひとが集まっている。何だと思って見に行くと、小動物が抱ける子供用の小さな動物園だった。ラマがいて、後は羊やヤギの子供、そしてウサギ。皆とても慣れていておとなしい。

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その隣には植物の店。ここでは韓国シソの鉢が売られているのだが、葉は固くてとても生食用にはできそうもない。

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「日本のシソはないんですか」と聞くと「ああ、あれは時間がかかるわりにはすぐに摘まないとダメだから売っていないんだけど、種なら来月持ってきてあげるよ」とのこと。さっそく予約だけして、電話番号を残しておいた。

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ざっと見渡すと、トマトの苗木もある。5個で約800円。園芸センターよりはるかに安い。釣り書を見ると、色々な種類がありどうしても欲しくなって結局5種類の違ったトマトの苗木を買ってしまった。ついでに、あいちゃんとすーちゃん用の猫草も同じ店で手に入れた。

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今日の戦利品だが、よく考えたらトマトが熟れるころにはわたしはまだ日本にいるはず。ギリギリで食べられるかどうかなので、葡萄もトマトももしかしたらまた友だちに採りに来てもらうようになるかもしれない。
何のために買ったんだろう…わたしは。

 

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