タスマニアへ:首都ホバートの第一夜

4月14日(木)
今までオーストラリアの他州で行ったところと言えば…アデレイド(南オーストラリア州)、ダーウィン(ノーザン・テリトリー)、シドニー(ニューサウスウェールズ州)そしてメルボルン(ヴィクトリア州)。

「タスマニアはまだ行ったことないんだよね」と言うと、一様に「えー、きれいだよー、絶対行ったほうがいいよー」いう答えが返ってくる。そんな言葉にも影響され今回機会が重なったのもあり、8日間タスマニアを回ることになった。

パースからタスマニアの首都ホバートまでは直行便は飛んでいない。メルボルン経由でほとんど1日がかりの旅だ。

飛行機でパースーメルボルン間は4時間前後、メルボルンーホバート間は約1時間半、間にメルボルン空港で1時間半の乗り換え待ちがある。時差は2時間。メルボルンに着いた時点で時計を2時間早めなければならない。

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4月14日8時15分出発だったので、早めに着いて7時にはすでにカンタス空港のラウンジに入っていた。朝日が美しい。普段こんな時間には家でバタバタと出勤の準備をしていて、ゆっくり外を眺めている余裕はない。

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飛行機に乗ったら、わたしの席は何と非常口の隣。機体のど真ん中に右と左にそれぞれふたつずつ非常口がついている。前の席との間がかなり広く快適だが、全員(つまり各側2人ずつの席が2列で8人)揃ったところで乗務員から説明を受ける。この席に座るということは、非常の際に2人が力を合わせて20キロ近いドア(=ハッチ)を開けるという義務を負うわけで、「わかったか、わかったら返事せよ」と言うので、「はい」と。

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もうひとつ面白かったのは、シートTVがないこと。その代わりiPadミニが各シートポケットにあり、それで機内TVが見られる。シートTVがあるべき場所にはiPadミニをセットできるようにもなっていて快適だ。日本の国内線はどうか知らないが、少なくとも自分の好みの番組を指定するのが楽で、Retinaのスクリーンも解像度が高い。

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ところがそんなテクノロジーに満足することもなく、昨晩の睡眠時間の短さがたたってほとんどの飛行時間ウトウトとしていたわたしは、つけていた映画の筋さえ覚えていない。

さて、メルボルン空港。
「たかが1時間半ぐらいの待ち時間だから」とタカをくくっていたら、なんと食事のケータリング部分からの水漏れにより出発時間に遅れがでた。最初は1時間、そしてもう1時間。その間カンタスクラブのラウンジでほとんどの雑誌と新聞を読み、ワインを飲み、スナックをつまみ、退屈を絵に描いたような顔をしてわたしは待ち続けた。

ラウンジの中はもちろんパースと同じようなものだが、人々の服装が違う。パースのラウンジは朝地方に向けて出発する作業服姿のひとたちが多い。鉱山や油田で働くひとたちは、こうしてパースに自宅を持ちながら数週間地方に飛ぶのである。ところが、これがメルボルンになると今度はスーツ姿のビジネスマンたちだ。コンピューターを広げ、書類を読み、電話で仕事の話をしている。地域と時間帯によってラウンジのひとたちの姿が違うのは、見ていて大変興味深かった。

結局、夕方に着くと思っていたホバートには夜の7時近くに到着。レンタカーの手続きをしてホテルに着いたらすでに8時。

パースで探しておいた水辺のトレンディーなバーで軽食とお酒を、とThe Glass Houseに向かった。

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確かにスタイリッシュな空間でサービスもいいのだが…高い。タスマニア産の普通の白ワイン1本とアジアン・タパスと謳ったスナック3皿で約1万5千円。リースリングワインはフルーティで美味しかったけれど、タパスはどう考えてもそんなにお勧めとは言えない。造りは美しいが味気なく、残念だ。

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ハマチのカルパッチョ、ココナッツソース和え。見た目はいいが、こんな厚切りなのにピリリとハーブなどを効かせていないので生臭い。塩が足りない。

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新ジャガとベーコンの「だし」ソース。いや、だしの味はするがやはり塩味が足りない。ベーコンとだしが合っていない。醤油をかけて食べたかった。

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オーシャントラウト(マス)のコンフィ、りんごとわかめ添え。唯一美味しかったのがコレ。低温の油でゆっくりと時間をかけて作られたらしく、これは味も歯ざわりも絶品だった。

「タスマニアに来たからには、明日からは素朴に生ガキとホタテでしょ」と思いながら、軽い食事とワインの酔いと疲れのせいで、ホテルに戻ってベッドに倒れこんだのが11時。生ガキを食べている夢さえ見てしまった、タスマニアの首都ホバートでの第一夜である。

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