マーガレット・リバーへ:1日目のランチとホテル

私立校には「学期中間休み」というものがある。元々は寮のある学校の生徒たちが自宅に戻るための短期休暇だったが、今では寮のない学校でも休みを入れるようになった。生徒たちは金曜日と月曜日が休みで4日連休だが、いつもは教師たちは1日スタッフ・デイでセミナーやらミーティングやらでつぶれる。が、今年から1年に1度だけは教師も4日間休めることに。バンザイ。

このまま家でゴロゴロしていてもいいのだが、家にいればゼッタイに学校の仕事もしてしまうのは目に見えている。そういうものを全部放り出して「休暇」をとろう。実は、わたしは「移動」は沢山しているが、「休暇」という「日常から離れてゆっくり」という日々を送ったことが最近ほとんどないのだった。

ということで、マーガレット・リバーへ。
まだパースに住み始める前に1度行ったことがあるきりなので、15年ぶりだ。

ひたすら高速を南下して200km、ランチのためCapel Vale (ケーペルヴェール)ワイナリーに寄った。西オーストラリアの比較的涼しい地方の各地にワイン畑を開発したパイオニア的存在で、最近レストランのほうではワインの種類にマッチしたメニューを供するようになり、評判になっている。カウンターで試したリースリングがとても美味しかったので、リースリングマッチを注文。

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メニューは、生牡蠣、レモン皮を練り込んだフムス・ディップ、フェンネルとレモンの皮でマリネした海老の串焼き、スモークサーモンとクレームフレッシュのオムレツ、ペッパーベリーとフェンネルシード入りのハーブデュッカ、オリーブオイル、自家製パン、ヴァンランセ風ヤギのソフトチーズに洋梨とイチジクのペースト、ローズマリーのクリスプスティック、レモネードとローズマリーのケーキ。

「上からひとつずつ順番にお試しください」と書かれているので、ひとくち飲んでは食べてその通りにしたら…いやはや、何とも美味しいこと。

結局、この市販されていない西オーストラリア・マウントバーカー産の2011年リースリングを6本と、どうしても家でも食べたくなった自家製ハーブデュッカを購入。

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その後ドライブを続行、70kmほど走ったところでマーガレット・リバーに着いた。全部で270キロ。あまりにも広い西オーストラリアでは、このぐらい走らないと「近くの」リゾート地には行けない。

予約しておいたホテルは、たった1本しか大通りのないマーガレット・リバーで百年以上たった建物を使っている老舗。イタリア料理店が隣接されているが、ホテル共々同じ家族の所有らしい。さて中に入ってみたら…ステキに古くてなんとも言えない怪しげな雰囲気。要するに、オバケが出そうな部屋なのだ。

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古い木の香りとどこを踏んでもギシギシと音がする床。レストランやパブの並ぶ(何度も言うが)「ひとつしかない大通り」のはずれにあるので、夜になるといきなりしーんと音もしない。他の部屋はかなり離れていて、何だかひとの気配さえない。怖いよう。

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おまけに「寒かったらご自由にお使いください」と言われた、この薪をくべる方式のとんでもなく古いストーブ。薪なんかどうやって火をつけたらいいのか、見当もつかない。幸運なことに電気ストーブも置いてあったので、そちらのほうにパチンとスイッチを入れた。

ディナーは以前から行ってみたいと思っていたレストランがあったので、パースから1日前に電話予約をしようとしたが、なんと満席。どんなに時間をずらせようが全く入れない状態。もっと早く連絡しておけばよかったなあ、と悔やんでみても後の祭り。
ホテルのソファに座って、大通りのどこかのレストランにもぐりこもうとiPhoneでレストランリストを眺めていたら、突然電話がかかってきた。(続く)

 

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