さっと炒めるだけの「がび弁」

ウチの学校には、専任のコックとキッチン職員をおく「学食」(英語だとCanteenキャンティーン)がある。寮の食事もつくるのだから、かなり大きい。
以前働いていた公立校では、学食というより校庭の隅にある簡易バラックを改造したキッチンとカウンターのみ。材料の管理をするマネージャーはひとりいたが、あとは生徒の母親たちのボランティアだった。だから、ハンバーガーやサンドイッチやポテトチップスなどの簡単なランチのみで、とてもじゃないが健康管理ができているとは言えない「学食」だった。

比べてしまうと天と地ほどの差がある。こちらは私立校だけあって、スシやサラダバーなども充実し、昼ともなると温かい食事、つまりスパゲッティーだの野菜付きの肉ローストだのも食べられる。朝でさえ、クラブ活動の生徒たちが腹をすかせてやってくるので、チーズトーストやミューズリーや各種菓子パンなどが買える。支払いはキャッシュレスのカードだ。

ただし、高い。そしてお世辞にも美味しいとは言えない。
どうしても時間がないときは買うこともあるが、自分でつくったほうがはるかに安いし美味しい。ということで、わたしは弁当持参である。

でも、ネットで見るお弁当ブログなどには、ため息が出るほど美しいお弁当ばかり。キャラ弁は問題外だが、それでも毎日つくるのは大変だろうなあとうなってしまう。朝シャワーの後、着替えて寝室を出てから20分、すでに車に乗っているわたしには到底できそうもない。その20分の間に珈琲をつくり、朝のTVニュースをちらちらと見ながら猫たちに餌をやり、猫トイレをそうじし、自分の朝ゴハンのミューズリをもぐもくやりながらお弁当をつくっているのだ。一番多いのは炒めものにご飯を合わせるだけだ。これなら、材料だけ前の晩に切っておけば5分でできる。後はりんごやプラムなどの果物を1個と、お腹がすいたときに口に放り込むブラジル・ナッツをひとつかみ。

今晩はまたもやミーティングがあって、帰宅は7時になってしまった。
明日は冷凍しておいたパエリャにサラダをくっつけて持っていこうと思っているので、いつもはランチにつくる即席炒めもので晩ゴハンを済ませてしまおう。

材料は冷蔵庫にあるものだけ、絹さやにニンジンにマッシュルーム、そして細切りにしたショウガとチリ豆腐。このチリ豆腐というのは揚げ豆腐にチリと醤油の味がついているもので、わたしはそのままおつまみとしてもよく使う。
これを、全部ざざっと炒めて極上のオイスターソースをからめただけだ。油はほんの少しなのでさらっとした野菜多めの炒めもの。簡単きわまりないが、ソースがいいので味も確かだ。

いつもはお弁当として持って行き、スタッフルームでチンしてから食べているが、今晩は炒めたばかりのお惣菜。やっぱり、温めなおすよりこのほうが美味しいね。

 

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