スロウ・フード

日曜マーケットからの帰りに立ち寄るアイスクリーム屋さんで、今日はレモンシャーベットを買う。果肉と皮がふんだんに入り、すっぱくて甘い。
日曜日ともあって普段より混みあい、しかし皆ニコニコと大きなアイスクリームをなめながら、店をでる。「年寄りも子供も貧乏人も金持ちも、大好きなアイスクリ~ムを食べりゃあ、み~んな同じハッピィ」と、友達が歌うように呟いた。

このところ、マクドナルド・ハンバーガーに代表されるファストフードという言葉に対抗して、「スロウフード」が新しい波となりつつある。
もちろん辞書にも載っていない造語だが、世界中どこに行っても同じ味のチェーン店の味気ない「簡易食品」を離れて、自分で手間隙かけて作る料理の価値を見直そうという動きだ。
手 間暇かけたというにはあまりにいい加減ではあるが、今日の晩御飯は「豚かたまり肉のスロウロースト」。スパイスとハーブを塗りたくって裏表こんがりとフラ イパンでこがしたら、あとはぶつ切りにした野菜とローズマリをたくさんぶち込んでオーブンでコトコトと2時間。骨付き肉を買えばよかったなあと思ったけれ ど、こちらの巨大な3kgの「棍棒」にオソレをなして1kgほどの塊にしたのが小さなマチガイ、出来上がりはスライスするどころかホロホロと肉が離れてま あ見栄えのよくないこと。その代わり、脂ののった肉は、にじみ出た肉汁にからまって口の中でとろけるほど柔らかい。

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