がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

定番のローストポークはヨーグルトマリネで

IMG_1510バンコクに帰ると、どうもローストになってしまうのはいつものこと。
とびきり簡単で、自分で言うのもなんだがとびきり美味しい。

キッチンに立っているのは正味20分ぐらいか。材料を切ってしまったあとはワインを飲みながらテレビを見たり、ネット遊びをしたり。大きなオーブンが用を足してくれるのを時々確認しながら1時間半ほど待つだけだ。

ヨーグルトは必ずブルガリアヨーグルトの固めのクリーム状を使う。風味がよく、料理にはこれが一番いい。ヨーグルトをマリネにすると、仕上がりがしっとりとジューシーになるからだ。

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これをボウルにたっぷり、そこにディジョンマスタードを加え、後は好みのハーブを刻んで入れる。わたしはローズマリーを使うが、マジョラムやタイムでも美味しい。スパイスは、スマック、クーミン、そしてパプリカ。最後に味を見ながら塩コショウして、オリーブオイルを垂らしながら混ぜる。

できあがったマリネに漬けて1時間冷蔵庫に置き、あとは200度に熱したオーブンで大体中が65度になるくらいまで焼く。わたしは肉に突き刺す温度計を使うので、多少肉自体が大きくなったり小さくなったりしても調節は簡単だ。今日の肉は1.2キロぐらいだったので、約1時間。あとはアルミホイルに包んで15分ほどネンネしてもらう。こうすることによって、中ではまだ調理されながらちょうどよく焼きあがる。肉が固くならないのには、わけがある。

付け合せは、これまたいつものようにジャガイモを縦に4つに切ってローズマリーをまぶしたローストポテト。その同じ天板では、季節の野菜をふんだんに。

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わたしはよく水平にふたつに切ったニンニクも載せる。こうすると、焼きあがったニンニクは中がペースト状になり、肉に塗りながら食べるととても美味しいのだ。

ナマケモノの晩ゴハンはこうしてやっと食卓に上がり、肉を切っているとじゅうと肉汁がにじみ出す。焼き加減は完璧だ。毎回バンコクに来るたびにつくっているので、ハーブや味つけは多少変わるが、それでもわたしの定番ローストと言ってもいいかもしれない。

いまだ涼しいバンコクで、汗をかかない調理はことのほか快適だし、ね。

 

2 COMMENTS

がび

すがちゃん、お久しぶり。
先週から学校の新学期が始まっているので、すでにパースなんです。

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