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Lucy ルーシー(2014)

成田行き機内で見た唯一の映画。画面の不具合で2時間以上映画も音楽もなく待たされ、結局1本しか観ることができなかった。

「人類の脳は10%しか機能していない」というのがキャッチフレーズだが、たとえそうだとしても、だからと言ってその「10%しか使っていない人間たち」をそこらへんの虫ケラのようにバタバタ殺さなくても、というのがわたしの最初の感想。

SFというよりハードボイルドだ。
新 しいドラッグの運び屋にされたスカーレット・ヨハンソンが、ドラッグを埋め込まれたお腹を蹴られたために、その袋が敗れて体内で大量摂取。それが彼女の脳 の機能を10%から段々と100%に近づけ、そのたびに空間と時間を自由に繰る能力が高められて…段々と無表情になっていく。つまり、能力が高まるにつれ て、人間的感情が薄くなるというわけ。だから、たった10%しか脳を使えない人間なんか撃ったりしても、ぜーんぜん良心の呵責なんかないんだな。まさに、 オンナのハードボイルド。な

ぜ「オンナの」とするかというと、それでも一応スカーレット・ヨハンソンのお尻はきちんとアップで見せてくれるから。

ハー ドボイルドアクションは残酷なものが多いので、あまりわたしの好きな分野ではない。ましてや、突然何だかわからない風景(コレは美しい)やら、類人猿の ルーシー(え?)やら、高速度の万華鏡(は?)やらを見せられて、挙句の果て「わたしはどこにでもいる」とUSB1個残してルーシーは消えてしまうのだ。

エ ンディングの言葉「Life was given to us billions of years ago, and now you know what to do with it(生命は何億年も前にわたしたちにもたらされたが、今あなたはそれでどうすればいいのか知ったのだ)」。ウロ覚えだが確かこんなことを言っていた。
これは、その小さいUSBのことなのか、またはリュック・ベッソンが「100%機能す

る脳を持ったルーシーの言うことが、10%しか使えないアンタにわかるわきゃない」とせせら笑っているのか。

わからない。
発想はいいのだが、後味の悪さは変わらない。

だが、昔アンドレ・ブルトンの「アンダルシアの犬」を観たときに受けたシュールレアリズムの衝撃的な「わからない」に比べると、こちらの尻切れトンボはどうも観客を引っ掛けて惑わせるだけの手品のような気がしてあまり好きになれない。

だから、リュック・ベッソンの他のトランスポーターなどのハードボイルド系が好きなひとは、この「わからない」部分をすっ飛ばして楽しめるのではないかと思う。

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1件のコメント

  1. 日本のドラマも終わり方が尻切れトンボ化が主流になりつつありますね。最終回にえ〜〜的な感じで結末は映画で見てね!とバカにしてます。specていうドラマは映画3本まで引っ張って舐めトンのかとう終わり。ハマりまくって全部見たけどね。w

    ねいさんは今、バンコクにはいないよね? チェンマイに今、来てます。

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