ナイトミュージアム(2006)

洋画の日本語タイトルは予測が難しい。そのままカタカナにしたものもあれば、全く違うカタカナ名だったり、それこそ「?」が3つ ぐらいつきそうな似ても似つかぬ日本語名だったりする。一時期流行った「愛と哀しみのナントカ」はかなり減ったが、それでも映画について書くときには一応 ネットで日本語名を調べることにしている。

この「ナイトミュージアム」はその点、原題が「博物館の夜−Night at the Museum」なので簡単に見つかってよかった。

コメディーは、続編を引きずると大体3作目で終了となるケースが多い。一作目がヒットし、二作目でかなり赤字を出し、三作目でそれを挽回しようとして、まあある程度までは持ち直したけれど一作目には及ばずサヨウナラだ。この「ナイトミュージアム・シリーズ」も、そうした数々のフランチャイズ・コメディーの轍を踏んでしまったようで残念。

原 作がたった32ページの絵本だったことを考えると、発想は他のマンネリ化したコメディーの群れに比べればかなり光っていた。何をやっても続かないバツイチ 男のベン・スティラーが、息子のために一大決心。自然博物館の夜警の仕事についたら、夜になると不思議なエジプトの不思議な宝版の力で、飾られた人形たち が生命を得て動き出す。その騒ぎを描いて、一作目の「ナイトミュージアム」は、子供も大人も楽しめる1作に仕上がっていた。大物コメディー俳優たちをふん だんに使い、しかも子供たちには歴史についての興味をかきたてたし、親と子の愛情もほんの少し垣間見せることで、成功したコメディーだと言ってもいいと思 う。

何しろ登場人物たちが魅力的だ。ルーズベルト役の故ロビン・ウィリアムズやいつも喧嘩ばかりしているカウボーイとローマ兵士など。犬のように遊んで欲しい恐竜の骸骨も楽しい。ただし、猿にものを盗られたり噛み付かれたりのジョークはあまりにも使い古されていて笑えない。

「ナイトミュージアム2」は、残念ながら駄作。ワシントンのスミソニアン博物館に場所を移してみても、笑いと何よりもベン・スティラーがマンネリ化していて、DVDで早送りして観た作品だった。
「ナイトミュージアム3」に少々期待しながら、その前にもう一度この第一作目を観た。

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