ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)

ああ、そうか、「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」のエンドクレジット後のクリップはこの映画に繋がっていたんだ、と初めて気づいた。全てのマーベル映画、エンドクレジット後クリップは結構意味深なのである。

主 人公ピーターは母の死の後、UFOによってさらわれた宇宙のチンピラ。26年後の宇宙のどこかで旧式ソニーウォークマンから流れるのは楽しくて明るいレッ ドボーンの70年代ヒット「Come and Get Your Love」。その後も続々と流れる古いヒット曲のあっけらかんとしたテンポのよさ。

ストーリー自体は他愛のない「善vs悪」の戦いなのだが、その「善」じゃなかったヤツラが、どうやって銀河を守る戦士になっていくかに焦点があてられている。それが、もういやに面白いのだ。

「わたしって、この銀河イチのバカタレたちに囲まれて死ぬのね」と元暗殺者ガモーラに溜息をつかせるくらい、みーんなどこか抜けているのだ。そして、だからこそ憎めない。

ピー ターはチンピラのくせに妙に善人だし、ロケットは遺伝子改造されたイヤミな頭脳明晰アライグマ、グルートは子供のように純真な木のヒューマノイドだがオツ ムのほうも子供並み。ドラックスは怪力だが全く冗談を解さず言葉通りに受け取る。ガモーラは敵によって改造された緑色の暗殺者だが、本当は悪を滅ぼした がっている。この一癖も二癖もある欠陥だらけのグループが銀河を守る守護天使たちなのだ。アベンジャーたち(キャプテン・アメリカ、アイアンマン、トール など)の完璧なスーパーヒーローたちとはかけ離れたアンチ・ヒーローたち。肩透かしをくらわされても苦笑して肩を叩いてやりたいくらいの、妙に憎めないヤ ツラに仕上がっている。

楽しくて、第二作が待ち遠しい。そして、70年代の音楽がこれまたいい味を出して、全編軽くて明るい雰囲気を漂わせる。

マーベルだから戦闘シーンもあるが、これはどちらかというと付け足しという感じ。なくても十分楽しめただろうと思わせるのは、個性あるキャラクターたちの勝利だ。

オマケのネタバレ:
グ ルートは死んでいない。挿し木にしたらちょっとずつ育っているんだからねえ、何という生命力だ。で、エンドクレジットの前にダンスまで披露しているんだ が、マーベルが紹介している短いクリップがこれ。いや、かわいいな。このダンスはいくらなんでもあのごついヴィン・ディーゼルのモーションキャプチャーで はないと思うが。

 

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