がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

豚肉のハーブ焼き、赤たまねぎとリンゴのロースト添え

「ねーちゃん、お正月の土産に持っていくステーキ肉は、サーロインとヒレとどっちがいい?」と、宮崎に住む弟からメッセージが来た。FaceTimeに切り替えたら、何と東京出張で実家に泊まっていた。久しぶりだ。

「うーん、そうだねえ。ヒレがいいかな。」「でも、宮崎牛はサーロインが1番美味いんだよ。」弟は正月休みに家族総出で東京まで来ることになっている。
「だって、サーロインって脂身が多いんだもん。」
「そう言えばオレももうダメだなあ。ステーキ、美味しいけど1回食べたらもう当分食いたくない。トシとっちゃったよ。」

などという会話の後で、遅い晩ゴハン。
さっぱりしたものがいいかなあと思ったけれど、こういう日はやっぱり簡単にオーブン料理。弟でさえそんなことを言うトシになってしまったというのに、姉は大きな豚肉料理を8時過ぎに作っている。

cotletオーブンに火をつけておいてから、豚肉用にディジョンマスタード、普通のドイツマスタード、オリーブオイルを混ぜ合わせ、そこにパセリをたっぷり。骨付きの豚肉(コトレット)にそれを塗りたくり、塩コショウしてからセージの葉を載せて220度のオーブンで20分ほど。肉の回りには、くし型に切ったリンゴと赤玉ねぎをこれまたたっぷりと詰めあわせた。下の段では、これもくし型に切ったジャガイモにローズマリーの葉を散らしたものを焼いた。

その間にサラダを洗い、ドレッシングを作り、テーブルをセットし、赤ワインをぽんと開ける。

オーブン料理のいいところは、赤ワインを飲みながらゆっくり焼けるのを待てることだ。それに、今日の豚肉は骨付きなので骨の回りの肉の美味しいこと。

 

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