がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

ジェノバ風シーフードサラダ

金曜日には、数ヶ月の出張からパースに戻った友達を呼んで晩ゴハンを作った。
雨のおかげで少し気温が下がったとはいえ、まだ30度近い(そして、来週からはまたどんどんと40度近くまで上がる予定)。学校から帰ったあとで熱いものをつくる気にもなれず、ちょいと豪華なサラダに決めた。

まず、つくるのはサルサ・ベルデ。名前の通り、緑のソースのことだ。
金曜日の朝からカウンターの上に出しておいた、少々固いイタリアンブレッドのスライスを3枚。これをちぎってミキサーに入れ、その上から赤ワイン酢をどぼどぼ。あとは固ゆで卵の黄身を2つ、ニンニク1かけ、ケイパーをひとつかみ、アンチョビ4枚ほど、グリーンオリーブをひとつかみ、そして庭からむしってきた大量のイタリアンパセリ、全てをぶち込んでスイッチを入れる。ペースト状になったら、さらにオリーブオイルをいれてなめらかにし、最後にパインナッツをぱらぱらと。

サルサ・ベルデをつくっている間に、小さなスプリングポテトは皮付きで茹でておく。ベビーキャロット(生食用小さなニンジン)は別に茹でて、冷凍庫に入れておいた半分凍った水に浸す。そのほうが色がキレイに出るので。
同じ湯で、さやいんげんも茹でてしまう。そして、これまた冷水で冷やす。

これまたサルサ・ベルデをつくっている間に、鍋に玉ねぎのぶつ切り、ベイリーフとレモンを浮かせて、湯を沸かす。これはシーフード用。沸いたら火を弱火にして、ぶつ切りの白身魚を茹で、取り出したら次はエビ。最後にムール貝を開くまで茹でる。

その間に、オーブンでトーストしておいたパンを7枚、サルサ・ベルデを塗りたくって皿に置く。そのうえにオリーブオイルと塩コショウで和えた野菜をパラパラ。ふたつに切ったジャガイモもパラパラ。ついでにゆでたまごとオリーブも置いて、最後にシーフードを加え、上からまたサルサ・ベルデをちょんちょんと載せる。

書くと難しそうだけれど、実は全て同時進行なので白ワインを飲んでいる時間を加えても1時間とかかっていない。

一人分はこれぐらいのを二皿ほど。

見た目豪華なサラダだが、ディナーはこれだけ。あとは、ちょっと良い西オーストラリア産のシャルドネをナミナミと。付け合わせは、楽しいおしゃべり。こういうシンプルなもてなしも気楽でいいものだ。

 

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