パラクパニール:チーズとほうれん草のカレー

自分で作ることもそりゃあるが、カレーはどちらかと言うとレストランに行って食べたり、テイクアウェイで持って帰ってきてゴハンだけ炊いて食べることのほうが多い。
ちなみに、テイクアウトは米語。イギリス英語に準ずるオーストラリア英語ではテイクアウェイと言う。

今晩のカレーも実はテイクアウェイ「だった」。過去形なのは、それを買ったのはすでに2週間ぐらい前だから。1皿分買うと、どう考えても1人で食べるにはゴハンが2合ほどいりそうな量で、半分は食べる前にタッパーに入れて冷凍庫行きとなる。バスマティ米は、炊きたてを食べるほうが美味しいので、家で切らしているとき以外は買わない。どんなに時間がなくたって、ゴハンぐらい炊けるものだ。または沢山炊いたときには、これまた冷凍庫行きだが。

冷凍庫から出したカチカチのカレーは、パラクパニールと呼ばれるインド風カッテージチーズとほうれん草のカレーだ。わたしはこれが大好きで、レストランでも必ず注文する。これが美味しくないと、また来たいという気分が失せる。たぶん、ミキサーを使って家でも簡単に作れるのだろうが、自家製チーズを使ったサグパニールの美味しいインド料理屋が近くにあるので、時々買って帰る。オーストラリアの気軽に入れるレストランは、大抵こういうテイクアウェイも提供している。

この店は味も良いし家から近いのでよく利用するが、サービスは期待できない。仏頂面の浅黒い顔のウェイターは、「また来たか」というふうにアゴをあげて「グドイヴニング」と訛りの強い英語で挨拶をする。注文をとるときも「お前ら、ホントに食うのか」とまたアゴをしゃくる。呼んでも無視されること再三。ひとつカレーを持ってきたと思ったら、次のカレーが来るまでに15分も待たされたことがある。ゴハンとナンが冷めるのを見ながら、2つ目のカレーを待つのは何ともイライラするものである。
インドのヨーグルトドリンクを頼んだら、忘れていてそろそろ料理を食べ尽くしたころに持って来たこともある。

だから、ちょっと食べたくなったらテイクアウェイだ。
カレーの常で何とも形容しがたい色だが、味は良い。
ほのかに香るほうれん草とそのクリーミーでスムースな舌触りに、自家製カッテージチーズの柔らかくリッチな風味。これをちょいと癖のあるバスマティ米で食べる、食べる。軽いバスマティ米は実にこういうリッチなカレーに合う。ああ、満腹。

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