ローズマリと蜂蜜風味のラムステーキ、タブーリー添え

土曜日のショッピングセンターは、午後も遅くなると肉類が安くなり、もう少し遅く行くとほとんどの棚が半分以上空になってしまう。賞味期限の近づいているものを売り切ってしまいたいからだ。

だが専門の肉屋に行けば、パック詰めではない新鮮な肉を好みの厚さに切ってもらえる。子羊(ラム)のステーキはモモのところ、脂がちょんちょんと入っていていかにも柔らかそうだ。それをちょいと厚めに切ってもらう。

うちに帰って、庭からむしってきた大量のローズマリ、はちみつ、赤ワイン、そしてパプリカのマリネ液にたっぷり浸し、冷蔵庫に寝かせておく。これを、日が落ちてから庭のバーベキュー台でじゅうじゅうと焼いた。わたしのうちにあるのはガスでさっと火のつくやつだが、ラムの脂が焦げて美味しそうな香りの煙がもくもくと上がる。

付け合せは、アルミホイルに包んで同じくバーベキューにしたジャガイモと、タブーリー(Tabouleh)と呼ばれるレバノン料理のサラダ。
このタブーリーを初めて食べたのは、バンコクのレバノン料理の店だった。メインはパセリだから、いやと言うくらいビタミンCを摂った気分になる。バンコクのタブーリーはもちろん普通のパセリを使っていた。平べったいイタリアンパセリは、口当たりも柔らかくて生食にぴったりなのだが、わたしはなぜかこの普通のパセリで作ったものをバリバリと食べるほうが好きだ。

まずブルグール(Burghul)に熱湯をそそいで蓋をして三十分。ブルグールというのは、細かく砕いた小麦でインド料理や中近東料理によく登場する。ふやけたら、水を切る。
ミントの葉、玉ねぎ(または細ネギ)、トマト、そして大量のパセリをすべて細かく刻む。これにブルグールを加え、塩コショウ、クーミンパウダー、チリパウダーをぱっぱっと振りかけたら、あとはオリーブオイルとレモン汁をたらーりたらーりと混ぜ込むだけ。

甘く香ばしいラム肉のステーキを、タブーリーでさっぱりと口直ししながら食べる。これに楽しいおしゃべりが加わると、もう赤ワインが進むこと、進むこと。

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