がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

恥ずかしながら「目分量」「舌分量」

わたしの料理は本当にイイカゲンなので、友達がいつか来たときにも「アンタの作り方は、ずいぶんテキトーなのねえ」と感心されたくらいだ。そのひとは、しょうがねーなー、と思ったのだろう、夕食に招待したときにわざわざ早めにやってきた。わたしが「えーと、まあレモン汁はこれくらいね」と見せたところを、「じゃあ、まあ、大さじ2はい、としておくか」と書いていたのだ。(ここで、苦笑してください)

もちろん、雑誌や本のレシピを見ながらつくるときもあるが、あまり正確に計ったためしがない。だから、わたしが料理をつくるところを見た彼女は、「アンタってずいぶん、いろんなところに指つっこんで舐めるのねえ」とまた感心した。自分に美味しいと思えるものをつくるのが基本なので、舌で調節しちゃうわけだ。(ここでもまた、セイダイに苦笑してください)

お菓子やらパンを焼くときには粉やべーキングパウダーを正確に計るが、そのほかにヒトサマに堂々と公開できるような「正確なレシピ」と呼べるようなものはない。写真を撮るのは、このところそれに凝っているからでもあるが、証拠写真を残しておいて後で「ああ、こんなものも作ったっけな」と記憶を再生させるためだ。

昔クックパッドというサイトでレシピの保存を始めたこともあったが、4つくらいでオテアゲになった。わたしの「目分量」「舌分量」を正確に大さじだのカップ一杯だのに置き換える作業がめんどくさくなったし、実際そんなヒマもなくなった。
まだサイトだけは残っているので、興味のあるひとはこちらからどうぞ。あのころは写真も非常にヘタクソだった。

誰かが「レシピブックを書きませんか」なーんて言ってくれたら、またこのブログに残っている料理を全部一度やり直して正確に計ることもできるが、今のところまだそんな酔狂なひとはいない。当たり前だけど。

作り方と材料だけは一応手順どおり書いてあるので、もし作ってみたいというひとはこのとおりにすれば何とかできあがる。と思う。いや、思いたい。気が向いたら分量も記すかもしれないが、次から同じものを作るときには分量が微妙に違っているような気がする。こういう私的な事情をさらすのは実は非常にハズカシイのだが、まあ何度も苦笑してアタマふってくだされば幸いです。ごめんなさい。

かのん51さんがグレンのトマトチャツネを誉めてくださったので、10月21日のエントリにそのレシピだけは付け足した。グレンのレシピは、もちろん彼が送ってくれた正確な分量がある。

2 COMMENTS

かのん51

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丁寧に教えてくださって 有難うございます。
こうやって 手間隙かけて教えて下さっても 家事がまるっきり苦手な私が 作るのは思いっきり 後になってしまうのです。
それでも 美味しいものは食べたい欲求は強いので、 レシピは大判のポストイットに書き写して お買い物に行く準備はできました^^。
振り返ってみますと ナッツが取り上げられていればナッツを、サラダが取上げられていますと サラダの材料を買い求めています^^。
クックバッドのサイトへも、いかせて頂きました。
ポテトもシーザーサラダもシチューも、どれもこれも美味しそうで 早速お気に入りに登録しましたw。
サイトを見ながら これから 楽しみが増えそうで 独りでニヤニヤしてしまいますv。
細かい手順で 大変わかりやすく載っているので 私だったら こんなに優しく人に教える事はできない。これだけするのは大変だったんだろうなぁって 自分を振り返るように振り返っています。 
教えてくださって 有難うございます

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がび

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かのん51さん、がんばってくださいね。
グレンのチャツネは、材料を集めるのも作るのも日本では大変かもしれませんが、一度作ったら保存できます。わたしはこうしたソース類を作るのも好きですので、これからはまとめてトマトソースやらソースやらを作ったときにはアップするようにします。実を言うと、レモンの塩漬けなんかも重宝しています。これなんか、簡単。時間のあるときに、このレシピをアップすることにしましょう。

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