がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

「エアコン使ったら罰金」の顛末

昨日の日記の続きだが、先週の「エアコン使ったら罰金」のお達しには後日談がある。
ウェスタン・パワーという西豪州電力公社のトップはこの妙なな お達しのせいで首になった。州政府の承諾なしに、公社独断で行ったこの処置の責任を、とらされたのだ。「州に行き渡るだけの電力を絶えず供給する努めを怠 り、さらにその責任を州全体の公共の建物に押し付けるなんざ言語道断」ってことらしい。
節電してくださいね、とお願いするよりもいきなり罰金というのが、州政府の怒りを買ったということか。
しかし、こういう変なひとを電力公社のトップに据えていたということ自体、なんだか呆れてしまうなあ。
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パティオのバジリコとオレガノが密林ジャングルと化してしまった。ほとんど料理をしていなかったからだ。これを使ってパスタ用のペストでも作ればよいのだが、まだどうもそんな気がおきない。
しかし、パスタは食べたくなった。

そ んなわけで、昨日のファーマーズマーケットでみずみずしいアスパラガスを買ってきておいたので、今晩はそれを使って久しぶりにキッチンで火を使う。マッ シュルームとアスパラのリガトーニ・アルバスコはとてもシンプルなのだが、素材が新鮮ならばそれだけでとても美味しい料理なのだ。
玉ねぎとマッシュルームを炒めてから白ワインをじゅわっとふりかけ、アスパラとにんにくを入れてさらに炒め、最後にバターを少し落とすだけだ。イタリアンパセリをぱらぱらとふりかけて出来上がり。
パスタを茹でている間にできてしまうから、わたしがキッチンに立っていたのは15分くらいだろうか。こんなものを「料理」と呼んではいけないのかもしれないが、美味しいことに変わりない。

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