わたしよりわたしの性格に詳しいひとたち

わたしの血液型はB型である。
これを聞いて「やっぱりねー」と呟くひとが、日本には実に多い。なにがヤッパリなのかサッパリわからないのは、わたしがその血液型診断に興味がないのと、その疎さに拍車をかけるように日本の女性雑誌を読む機会がないからである。
知っ ているのは、アジア系人種には何故かA型が多く、白人にはO型が多く、アフリカ系人種にはB型が多いということぐらいだ。そして、おおまかに分けたら世界 にたった4つしかない血液型で、「アンタの性格はこうだ」と言われてしまっては、まるで「アジア人の性格はこうだ」「黒人の性格はこうだ」と決めつけられ るようなもんだ、とも思う。

占いは「当たるも八卦当たらぬも八卦」と言うように、半分当たっていて半分は外れているものだ。知り合った直後からいきなり星座から血液型にいたるまで調べ上げ、相性を診断してしまっては、可能性を秘めた男性をウンザリさせてしまうこともある。
こ うした話をしてくれたのは日本で英語教師をしたことのあるオーストラリア人だった。とても陽気でかわいらしい女性とつきあう機会があったのだが、最初に知 り合ったパーティで彼のそうしたデータを聞き出したあと、隣の女性とまるで彼の秘密でも知ってしまったかのように笑いあう様子に嫌気がさしたというのだ。
「なんだか、書いた覚えのないヒミツの日記を読まれているような気分だったよ。それに、僕のことを知りたかったらいろんなことを話してみればいいんだ。目の前にいるんだからね。」

パー スでも毎朝の出勤途中に、車のラジオから一言ホロスコープが流れてくる。「うお座のあなたは、今日以前から考えていたことを裏付けるような出来事がありま す」とか、「てんびん座のあなたは、金銭に関してシマッタと思うことがあるでしょう」だの、実にあいまいで何とでも解釈できそうなことを宣言してくれるの だ。
まあ解釈の余地があるだけに、こうしたホロスコープを「今日の自分」の愉しみとしているひともいるのかもしれない。そんな余地のない「お告げ」をアタマの中にインプットして、そこに回りのひとたちを当てはめていくよりは、はるかに健康である。

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今日のパースは「灼熱地獄」である。大げさなのではない。90年ぶりに11月の気温の記録を書き換えたのだ。最高40.3度である。
ま たミッドランドまで「至福のアイスクリーム」を食べに行きたくなったが、車のエアコンがあまり効かないほど暑いし、外にいるのが苦痛でもある。そんなわけ で、帰り道のケーキ屋でエクレアをひとつだけ買い求めた。ここのエクレアは変に脂くさい安物のクリームを使っていないので、そのシューの軽さもあいまって 非常に美味しい。だがひとつ問題がある。デカイのだ。写真の存在感は、わたしの撮影技術がずば抜けているためではない。皿は、ケーキ皿である。普通のケー キがマンナカにちんまりとおさまるサイズだ。
長さ16cmもあるクリームたっぷりのこんなエクレアを毎日おやつにしていたら、確かにオーストラリアの子供たちは太るよなあ。

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